2013-07-04 (Thu)
7月6日(土)Pfizer Glaucoma Symposium in 大分(時間:18:00~20:30 会場:レンブラントホテル大分) にお招きいただいています。
関係者の皆様にお礼申し上げます。

さて、大分では閉塞隅角緑内障の新しい検査法や自験例について講演する予定です。

閉塞隅角緑内障は急性閉塞隅角症に対するレーザー虹彩切開術の予防が普及して以来、また、急性緑内障発作も、統計にもよりますが、1万件に1回程度ということであり、正常眼圧緑内障などの問題に隠れていました。

ところが21世紀に入って東南アジアではレーザー虹彩切開術後も緑内障がコントロールできず点眼を必要とすることはもちろん、トラベクレクトミー等に追い込まれ大きく視機能を減ずる患者さん(中国系)が少なくないという論文がシンガポールから発表されました。

中国本土を含めるとアジアにおける閉塞隅角の母集団は非常に大きく、閉塞隅角緑内障による失明リスクは開放隅角を3倍程度上回ると推計されます。このため閉塞隅角緑内障は古くて新しい問題であり続けています。

我々の自験例でも閉塞隅角に対する予防的レーザー虹彩切開術後に隅角が充分開かない例は30%以上に及びます。
レーザー虹彩切開術が急性閉塞隅角症発作を高い確率で予防することは間違いありませんが、いわゆる慢性閉塞隅角緑内障として、患者さんには自覚症状がないままに、そして一見開放隅角緑内障のような前房の深さを持っているために開放隅角としての管理を受け、ある年月がたつと、比較的急速に視野障害が進展する例が、もちろん少数ですが存在する可能性があります。
以上のような事柄についてお話ししたいと考えているところです。

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