2013-03-18 (Mon)
「統計学が最強の学問である」
西内啓著 ダイアモンド社

緑内障臨床においても統計学的手法の重要性はますます増してきています。
いまだに自験例少数の印象で治療の可能性をつい語りたくなりますが、多数例の治療結果を検討した報告がないとなにもいえないのが実際です。

緑内障では疫学的な知識が重要であり、その基本はいうまでもなく統計学であります。
小生は教養課程時代(というものが昔の医学部にはあったのです)に統計の講義に出て、その分かりにくさに辟易した、というか辟易するほど勉強もせず終わってしまいました。
その後、統計学への苦手意識があったけれど、どうしてもこれは避けて通れないものなのであります。

日本緑内障学会では臨床統計のセミナーはいつも人気が高い。
いまや統計学的なエビデンスをもとに医療が構築されてきており、統計学的な検証がなされていない研究を発表することは出来ない時代です。

著者は 統計学を制するものが世界を制すると書いており
Googleのエコノミストも
次の10年で最もセクシー(いけてる)職業は統計家だろうって言い続けているんだ
とコメントしているようです。

確かに
緑内障の遺伝学的な、たとえば一塩基多型研究でも
最後はバイオインフォマティクスの研究者がフロア一面を占めるコンピュータ群を駆使して結果を出されるのであります。

SPSS(ご存じスタンフォード大が開発した統計ソフト。IBMが買収。さすがにIBMは頭が良いですね)
の使い方も職員が頑張ってくれているのですが、自らもさらに勉強しなくてはいけないと感じる今日この頃であります。


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