2012-07-02 (Mon)

7月1日日曜日夜
羽田から宮崎空港にようやく到着
今日は東京Tホテルにて開催された緑内障講演会に出席。
富田教授、谷原教授、桑山先生が講師。
700人近い参加者に驚く。
大変な盛会で勉強になりました。
関係の皆様に御礼申し上げます。

宮崎空港駅のホームに
「恋と饅頭は破れた方が美しい」
というコピーが書いてあって
何度読んでもつい苦笑してしまう。

延岡虎屋の薄皮の饅頭
「破れ饅頭」の広告看板です。
餡好きな人の中には、昔ながらの饅頭の皮が邪魔くさく、餡がもっと入っていると良いと思う人もいると思います。といって、とにかく少し皮がないと餡の味わいが深まりません。
その思い?を実現した、古くからあるお菓子です。

社長さんは柔道家であって、ブンガク的なものと、良い意味で縁遠いようなおもしろい方であるが、それぞれの菓子に付けられた社長自身の文章には独特のこだわりが感じられます。

さて、落屑緑内障がまだ進行しておらず、白内障を併発している例では下方からのトラベクロトミートリプルを行っているという話を以前書きました。
シュレム管を開放するには、強膜ベッドを可能な限り薄く作って、シュレム管を真横から切開してunroofするのが最も安全確実と思われます。
シュレム管上に薄く残った強膜をメスやマイクロ剪刀で切り開くのはリスクをともないます。
すなわちデリケートな隅角線維柱帯TMに対して平行にunroofするとTMを破損するリスクが小さいのに対して隅角線維柱帯に対して直角に切り込んでゆくのはメスの深さにとても気を遣います。

強膜ベッドを出来るだけ薄くなるように強膜フラップを作成しなさいというたとえとして、どなたのオリジナルなのか、「きんつば」のように強膜を薄くして餡に見立てた脈絡膜が透けて見えるようにベッドを薄くするとよいと言われています。
小生はいっそのことベッドがところどころ破れても良いというくらい、格好は悪いけれど、破れ饅頭のように薄く作りなさいと、言う方が良いのではないかと思うのであります。

ベッドが究極に薄いけれど破れないようにという、永田眼科の教科書「眼科マイクロサージャリー」のようなベッドを作ろうとするとかなり難しいし、きまじめな人は脈絡膜が露出するととても気になるかもしれません。
といって破れないように、余り遠慮して強膜弁を作成していると、シュレム管上に強膜が残ってしまうことがあります。

さて日向駅が近づきました。
もちろんベッドが破れるくらいというのは、あくまで比喩であります。
本気で切り込んでゆくと大変なことになるので指導者に見てもらいながら実施していただきたいと思いますけれど。
以前眼圧コントロール不良例において赤道部近くに強膜窓を作って眼圧を下降させていたことを思うと、脈絡膜直上の強膜はすこし破れていても、さらにそれを被う強膜フラップがしっかりしていれば問題ないものと考えているのですがいかがでしょうか。


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