2012-06-10 (Sun)

小学生の頃(東京オリンピック頃デス)、太平洋戦争において、なぜ栄光の零式艦上戦闘機(零戦)が米国の戦闘機に負けていったのか、いつも考えていました。

当時の少年雑誌にもよく解説が書いてあったのですが、なかなか納得できるものはありませんでした。

最近「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」が再び脚光を浴びています。
今日、書店で購入した「「超」入門 失敗の本質」鈴木博毅著 ダイアモンド社を読むと

米軍は
操縦技能が低いパイロットでも、勝って生き残れる飛行機の開発と戦術の考案
命中精度を極限まで追求しなくても撃墜できる(近くをかすめるだけで爆発する)砲弾の開発

という発想の転換によって零戦を迎撃できるようになってゆきました。
米軍機の防弾装備が零戦よりもしっかりしていた、という事実は昔からよく知られており、子供心にも、日本軍が熟練パイロットを大事にしていなかったことを残念に思っていました。

日本軍パイロットは血の出るような訓練によって零戦を自在に操作し、太平洋戦争初期において勝利を収めました。

しかし「ゲームのルールを変えたものだけが勝つ」 IBM会長 サミュエル・パルサミーノ

ゲームをまったく変えられてしまうと、昨日までの勝利の方程式が揺らいできます。

今週末は日本白内障屈折矯正手術学会が東京で開かれます。
フェムトセカンドレーザーを用いた白内障手術が「新しいルール」を提示し
熟練眼科外科医を過去の遺物としてしまうのでしょうか。

いみじくもDuke Med Health News ( 2012 (1):1-2 )には

Game-changer for cataract surgery.
Femtosecond lasers enable more efficient, faster, and safer cataract surgery, and are expected to be the standard of care within about five years という記事を掲載しています。

新着のOphthalmology 誌(2012 May;119(5):891-9)
には

Bali SJ et al :
Early experience with the femtosecond laser for cataract surgery という論文が掲載されています。

最初の200例において 後嚢破損3.5% 核落下2%。

しかし、1980年頃、初期の超音波白内障手術を見て今の安全な術式に成長するとただちに信じられた人は少なかったことを思えば、ルールが変わる可能性を念頭に置く必要がありそうです。


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まとめtyaiました【零戦とフェムトセカンドレーザー白内障手術】
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2012/06/11 04:07  まとめwoネタ速neo