2012-04-01 (Sun)

3月31日土曜日午後の診療を先生方にお願いして
宮崎空港へ
福岡にて緑内障シンポジウム出席へ

強風のため特急は徐行運転。
15分遅れで宮崎空港着。

地上を歩いて吹き飛ばされそうになりながら
ボンバルディア機に乗り込む。
多少揺れたが意外に普通に福岡着。

タクシーの運転手さんとソフトバンク・ホークス談義。
落合監督をどう思うか尋ねたのをきっかけに
運転手さんの厳しい野球哲学を拝聴。

奥さんが韓国人で
韓国に移住する予定らしい。
日本の政治の混迷にあきれている
と耳が痛いお話であった。

ホテルNにてシンポジウム。
Y教授とS教授
症例検討会の前半は
Y先生による悪性緑内障の1例。

眼軸長20mmの症例が閉塞隅角緑内障を示し
眼圧コントロール不良。
水晶体摘出およびGSLにても眼圧がコントロールされなかったため
トラベクレクトミーを行ったところ
悪性緑内障が(まれなことですが、やむを得ない状況なのです)発生。
これに対し硝子体切除を行い奏功。

他眼も眼圧上昇してコントロール不良となったため、検討の上
水晶体摘出、トラベクレクトミーを行ったところ
同じく悪性緑内障に進展。

悪性緑内障の治療としては
薬物は再発が多く
YAGレーザーも効かない場合があり
硝子体切除に追い込まれることが少なくない。

文献的には
硝子体は前部だけでなく
可能なら後極部までしっかり切除し
一部チン小帯をかじり
硝子体カッター虹彩切除を行うと再発を防ぐことができるということであった。

論文の症例数も当然ながら少ないため、エビデンスとしては強いものではない。
けれど確かにこのくらいしっかりオペしないと悪性メカニズムが解除されない例は結構あるのではないかと思われた。(もちろん、しっかり硝子体切除を行うことによる、新たな、別のリスクがあることも考慮に入れなければなりません)

この日はS先生がじっくり
ご自分の治療方針
特に、まず手術が必要か否かを検討し
手術しかないとすれば
いつ手術をするか、にフォーカスを絞って、
片眼のみに点眼して点眼効果をかならず検証しながら

(紹介ベースのクリニックでは、片眼への点眼試験と無治療でのベースライン眼圧の再検証が重要)

詰めてゆく診療課程について、

(大事なことは
ぶどう膜炎による眼圧上昇を原発性としっかり鑑別
隅角検査→PAS

外傷性緑内障と原発性との鑑別→隅角検査

開放と思っていたら閉塞隅角緑内障→隅角検査

隅角検査は本当に重要ですね)

具体的に分かりやすく、じっくり語ってくださった。
小規模の会だったおかげもあり、個人的に教えをいただいているかのような感じで大変勉強になりました。

関係の皆様に御礼申し上げます。


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