2012-01-23 (Mon)
アラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルのマーラー第九番
最終楽章にて
iPhoneのアラームが鳴って止まらなかった件(今年1月10日)。

母親が日本人のギルバートさんはついに演奏を止め
iPhoneの使い方がよく分からない、
その高齢の客が落ち着くのを待ち
聴衆に事情を説明した後

少し前のところからやり直し
エンディングを感動的に演奏したとのこと。
ニューヨーク・タイムズの記事

記事を読んで感心しました。
マーラーの感興はそがれたかも知れませんが、多くの人にはかえって忘れられないコンサートになったようです。

1988年
クラウス・テンシュテット指揮
ロンドンフィル・コンサート(熊本県立劇場)において

指揮者がタクトを振り上げ
会場がしんと静まった瞬間
幼児がワーンと泣き出して
みんな凍り付いたことがあります。

クラウス・テンシュテットは
見るからにとても厳格な感じの人だったのですが
振り上げた指揮棒を降ろして
ゆっくりと客席を振り返り
軽く苦笑しました。

その反応に私たちはほっとして
改めて始まったワーグナーに引き込まれていきました。

テンシュテットはフルトヴェングラーの再来と謳われた名指揮者でしたが
惜しくも喉頭癌で早く亡くなりました。

さあ気合い入れて手術開始、というときに
なにかで手術を始められない
ということも
ごくごく稀に起ります。

これは結構つらい。

長い時間かけて
難しい手術を行い
さあ、あと一息で終了
という時に
何か自分の技術以外の理由で待たされたり
一部やり直しを余儀なくされたりすると
これも随分辛い。

そこで
にっこり笑って
良い手術を完遂できるようにするには
人間修養が必要であります。

アラン・ギルバートの冷静さとプロフェッショナルな姿勢は
小生が言うのも僭越ですが
なかなかなものと感じ入りました。


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