2011-11-07 (Mon)
近着の雑誌「眼科」に
緑内障のアラテン(アラウンド・10)
についてのセミナー(第115回日本眼科学会モーニングセミナー)がまとめられていた
(眼科 Vol.53 No.11 2011、1628~1632ページ)。
大変興味深いお話であります。

眼圧のアラテン
視野のアラテン
近視のアラテン

まず眼圧アラテン(本庄恵先生)とは
around 10mmHg前後の眼圧を示す緑内障。

アラテンにも様々な種類があり、
見かけ上、もしくは外来受信時の眼圧が低い「一見、アラテン」、
治療開始時は眼圧が高かったが、眼圧下降治療の結果低い眼圧を呈する「いまは、アラテン」、
もともとの眼圧が低い「本チャン、アラテン」がある。

眼圧が低いことに安心せず、治療開始前の眼圧を確認し、それぞれの本態を見極めながら視機能の変化に注意して臨床経過を追う。

次に視野のアラテン(津村豊明先生)。
視野を漫然と30°視野(6°間隔)で測るだけでなく、中心10°(2°間隔)を用いて、30°プログラムでは把握できない、固視点近傍におよぶ視野障害の変化を細かく評価することが重要である。

また眼底のアラテン(新田耕治先生)は-10ジオプター程度の強度近視を合併した緑内障の診断・管理問題。

近視をともなう緑内障性乳頭変化の診断は難しい。
近視眼では緑内障を発症しなくても視野障害をきたす。
近視をもつ緑内障では固視点近傍の視野が障害されやすいことなど。

これらの話題を10という数字で見事にまとめられたセミナー(座長:吉川啓司先生・松元俊先生)でありました。


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