2011-08-26 (Fri)
イングリッシュ・セッションの話から
英語について

英文論文も大変ですが、英文メールもまた違った意味で難しいと考えている眼科医は多いのではないでしょうか。

特にメールのような日常表現において、時制の問題は難しい。

昔、受験英語を勉強していた頃に、時制を実用的に説明した参考書はほとんどなかったような気がします。

わたしが単に理解できていなかったためかとは思いますが、なにぶん分かりにくい古い参考書しかなく、何が実用面で問題か、理解しにくかったように思います。

新しい世代の「ドラゴン・イングリッシュ 基本英文100 竹岡広信著 講談社」は、若い人には当たり前だと言われそうですが、名著だと思います。

この本を眼科医が全部読む必要はありません。
13ページから15ページまでをよく読めば、本代1400円の価値が既にあります。

まず、イントロダクションが素晴らしい。

「「君のことが好きだ」を緊張のあまり間違えて「君のこど好きだ」と言っても何とか通じるだろう。
だけど、時制を間違えて「君のことが好きだった」と言えばすべては終る(笑)。」

非常によく分かるたとえです(笑い)。

「ウィスキーのボトルを2本も開けて車を運転するのは危険だ」

「It would be dangerous to drink two bottles of whiskey and drive a car.」

が現実か仮想かの識別をきちんとすること。

「こういうことは普通起こしませんので、それが仮定のIt would beになるということ。
それから「車の運転をする」の時制は、「今日は僕が運転するね」と言うように日本語では未来の行為を示します。
ところが英語の「drive」という動詞は現在の行為を表します。

このため
It would be dangerous that you drink two bottles of whiskey and drive a car.
とするのは英文として間違いであり、

It would be dangerous to drink two bottles of whiskey and drive a car.
となる」

という説明はまことに深いものがあります。

英語上手な人には笑われそうですが、
英文メールを用いて医学的な相談・討論をする場合など、
時制(丁寧表現も含む。ネイティブの医師の社交上のメールはとても丁寧であり、なるほどこう言えばよいのか、といつも思います)がなかなか難しいものだと
常日頃感じているわたくしであります。


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