2011-04-10 (Sun)
米国コロンビア大学眼放射線環境研究所から出ている論文抄録を読みました。
チェルノブイリ原発事故に携わった清掃業者8607人について、暴露後12年目14年目に白内障について検診。
放射線白内障が25%に見られた。
検診対象の90%は55歳以下(通常、加齢性白内障が出るにはまだ早い年代)。

Worgul BV et al.
Cataracts among Chernobyl clean-up workers: implications regarding permissible eye exposures.
Radiat Res. 2007 Feb;167(2):233-43.

この問題がすぐに視機能低下につながる程なのかは分かりませんが、原発事故現場で頑張っておられる人々には眼障害についても気配りをお勧めしたいと思います。

この問題に関連して懸念されるのは、兵站(訓練された要員の交代補給と物資の補給)がいまだに不十分であること。
さまざまな障壁はあるでしょうが、日露戦争、太平洋戦争、経済活動、さらにあえて言えば医学研究などすべてに見られた日本の弱点であります。

専門家も言うように10倍の要員を投入して頻繁にチームを入れ替え、眼障害だけでなく、より深刻な障害を防ぐべく、現場の健康被害リスクを最小限に抑えてゆくことが必要ではないでしょうか。


ブログランキングに参加しています。お手数ですが御協力をよろしくお願いしま す。

| 白内障 | COM(0) | TB(0) |







管理者にだけ表示を許可する