2011-03-02 (Wed)
最近の眼科雑誌に「弱視治療に針治療が効果を示す」という論文が掲載されたことに驚きました。

Randomized controlled trial of patching vs acupuncture for anisometropic amblyopia in children aged 7 to 12 years.
Zhao J, Lam DS, Chen LJ, Wang Y, Zheng C, Lin Q, Rao SK, Fan DS, Zhang M, Leung PC, Ritch R.
Arch Ophthalmol. 2010 Dec;128(12):1510-7.

6歳までの不同視弱視治療においてはスタンダードな健眼遮蔽治療が良好な治療成績を示します。
しかし7歳から12歳までの弱視治療においてはコンプライアンス低下、心理的問題などが大きくなります。
そこで針治療の効果をこの年代において検討したと言う報告です。

88例の弱視児童を2時間の健眼遮蔽群と毎週の針治療を受けた群に分け、15週間後の結果を検討。
健眼遮蔽群は弱視回復率が16.7% 針治療群は41.5%であったという報告です。

針治療が弱視治療に効果を示すメカニズムは針治療が大脳皮質視覚領に刺激を与えるからかもしれないというのですが、この分野の研究がArchives of Ophthalmologyの巻頭論文になるということに、さまざまな意味で時代が変わってきていると感じる春であります。



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