2011-02-16 (Wed)
眼科に眼の不定愁訴で訪れる女性患者さんに介護のストレスを訴える方が少なくない。
家族の介護を経験してみると(小生は忙しいので自ら実地に介護するより介護費用を捻出する側なのだが)その費用の高さに驚く。

私事で恐縮ながら、片麻痺の母は自分の家に独居しつづけることを希望しているため、介護3でデイケアに週4回通い、さらに自己負担でデイケアに通ったり、朝と夜の介護ヘルパーを追加的に御願いしたりしている。
ヘルパーさんの時給は2000円。総額は人に言えないくらいかかる。

老いた母の希望を出来るだけ叶えたいとがんばっているのだけれど、痛感することは、一般問題として、日本で十分な介護を受けることは経済的に全く不可能だということだ。
それは家族で力を出し合って支えれば良いではないか、という方もいるかも知れないが、たとえば、日勤で遅くまで働き、場合によっては夜、コンビニで仕事をしている、わが日向の平均的な家族に介護の余裕はない。

介護のコスト、つまり人件費を下げることがどうしても必要ではないだろうか。
こんな時、すぐ思い起こすのは、シンガポールの医師家庭で見かけたメイドさん達である。

彼女たちはマレーシアなどから月給1万5千円くらいでメイドさんとして住み込みの仕事をしている。
子供の世話、家事全般を受け持つ。
奥さんも仕事に出ることが出来る。
奥さんが医師なら、医師不足の解消に大きく役立つ。

日本で住み込みのお手伝いさんを雇おうとしても、田舎でさえ、大体応募者がいない。わたしも母のためにお手伝いさんを探したが、パートはともかく応募してくださる方はまずいない。
月給も20万円以上かかるであろう。住み込みのスペース確保の問題もある。
なかなか雇うことが難しい。
この差(アジアと日本)はものすごく大きい。

介護ヘルパーさんが欲しいわけではない。住み込みのお手伝いさんがいれば、何とかなるのである。
英語さえ出来てくれたら、あとはなんとかなると思う。
介護ヘルパーの試験もいらないし、片言で家事はできる。
LCC(格安航空 Low Cost Carrier)に乗って5000円で来日して、月給1万5000円で住み込みのお手伝いさんをしてくれたら日本はどんなにか助かるだろうか。
介護に疲れた眼精疲労とドライアイの患者さんにどれくらい役立つか計り知れない。

よく頭が良い人は、いやそれはこれこれの法的な規制があるんだよ、難しいね、というが、規則は改正したらよい。日本滞在期間の制限も設けて良い。

このことが日本人の職を奪うことにはならない。
わたしの募集に誰も応募しないのだから。

LCC介護というかLCCお手伝いの実現、なんとかならないものかと思う今日この頃であります。


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