2011-02-12 (Sat)
トニー・シェイ著
「顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説」
(ダイアモンド社刊)
をこのところ読んでいた。

題名から
なんだネットの靴屋さんの話か
と思う方がいるかもしれないが
これが面白い。

天才的な
日本にはおそらくいないタイプの若者による
非常に率直な、ゴーストライターを使わない、起業物語。

それにしても
日本に必要なのは
このような若い起業家だ。

起業とは、苦しい、出家僧のような
孤独な道であると
高齢のえらい方(JALと民主党の相談役の方、わたしは尊敬しているけれど)に言われたら
若者は起業なんてしたくないかもしれない。

トニー・シェイは
起業はハピネスへの道であると説き、
仲間を集め、ともに楽しみ
24歳でマイクロソフトに自分のインターネット広告会社を220億円で売却。

しかし大金に背を向けて
再び起業に情熱を傾け
ザッポスのために倒産寸前まで闘い、
在庫管理と最速の配送システムを構築し
ついに8000億円売り上げる企業に導き
アマゾンに株式交換買収されるまでに評価される。

不幸にもホリエモンさん体験をしてしまったために
また、寄らば大樹主義、潔癖主義のために
若い起業家が出る土壌が痩せている日本。

起業家がいなければ
国が衰退し
医療も一蓮托生に衰退する。

言うまでもないが
ホンダもソニーもヘンな若い野心的起業家が創り上げたものである。

著者は多趣味な人間であるが
一時、ポーカーに熱中。
数学的なアプローチによって勝負をコントロールしようとし
そこから経営に通じる事柄を実体験する。

彼の述べる「ポーカー経営学p113-123」は示唆に富んでいる。
医療チームにも役立つと思う。

「着くテーブルを選ぶのは、自分で決められる最も重要なこと」

「テーブルに少々不合理なことをしたり、経験不足の人が多すぎると
最高のプレーヤーでも非常に勝ちにくい」

また「生きるために知っておきたいツィート」としてさまざまな言葉が引用されている。

「誰にも自分だけのエベレストがある。」   ヒュー・マクラウド

「誰の手柄になろうと気にしなければ、人生で達成できないことはない。」  H.S.トルーマン

このような若者を生み出すアメリカのすごさがよく分かる本であります。


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