2010-11-02 (Tue)
2001年9月11日のニューヨーク市ワールド・トレード・センター(WTC)への旅客機突入事件から9年が過ぎました。
そのWTCを設計したのが日系2世であったことを知る人は少ないのではないでしょうか。

WTCの設計者ミノル・ヤマサキは日系2世として生まれ、苦学して建築家となり、ついにはWTCの設計者に指名されます。
WTCは、巨額を投じたビジネス面での制約と芸術面との葛藤に悩まされながら、ついに完成しニューヨークのシンボルとなりました。

このためテロの標的となり、
1993年に地下駐車場爆破事件
2001年に9.11が起こることになります。

(「9・11の標的をつくった男 天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯」飯塚 真紀子著 講談社)

ミノル・ヤマサキが日系人として経験した差別と苦難は、今日あまり語られなくなってしまいました。

(この文章をある雑誌のために
10月初めに書いたのですが
最近、橋田寿賀子さんのドラマ「99年の愛~Japanese Americans」が11月3日から放映されると聞いてびっくりしました。
TBS 99年の愛 HP)

私は1988年にサンフランシスコの親戚の案内で日系人コミュニティーセンターを訪れたことがあります。

そこには、控えめながら戦前、戦中に米国の日系人が受けた苦難が記録されていました。

現在、日系米国人は弁護士、会計士や医師などを輩出し、政治的に目立つことを避けようとする空気があるようです。
日系2世の歴史は激変する世界の中で日本人としての誇りを維持するためには相応の努力が必要であることを静かに教えてくれているように思います。


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