2013-05-31 (Fri)
第12回宮崎緑内障セミナーの講演をメモしておきます。

G大学眼科Y教授の講演の前半は、A社・エクスプレス緑内障フィルトレーションデバイスについてお話しされました。(後半はザラカムなどの緑内障治療薬の合剤の意義、処方の時の注意などについて)

例えば(1)エクスプレスを挿入した後にリリースする際に、リリースしにくい時にはシャフトを下方にずらしながらエクスプレスをリリースすると良いこと、(ペンホルダーの持ち方では力がリリースボタンをしっかり押しにくいらしいとアルコン社さんから伺いました。筆者注)
(2)エクスプレスを除去する場合にはエクスプレスのすぐ横に切れ込みを入れて、その部分からエクスプレスを除去することがポイントであること、
(3)G大学眼科ではトラベクレクトミー例の半数の人がエクスプレス例(炎症を伴う続発緑内障や閉塞隅角緑内障を除く)となっているようです。

エクスプレスを用いたトラベクレクトミーは術後前房内が非常に安定していて、出血もなく落ち着いていることが印象的であるということでした。
ブレブの出来方も適切で、長期的な成績も十分期待できるのではないかとのことです。



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| 緑内障 | COM(0) | TB(0) |
2013-05-24 (Fri)
5月25日(土)宮崎市KITENビル・8F大会議室(宮崎市錦町1-10、JR宮崎駅西口を出て右手へ徒歩約2分/TEL:0985-78-5810)で、第12回宮崎緑内障セミナーが18時から開催されます。
岐阜大学眼科・山本哲也教授をお招きし、「最新の緑内障治療」と題して御講演をいただきます。駐車場はKITENビルに隣接する立体駐車場(三進パーキング)がご利用いただけます。

山本教授のお話は昨年に引き続き、基本を押さえつつ最新の話題に触れられる予定です。また、風間成泰先生、佐々木究先生並びに小生が各1題ずつ症例を提示してパネリストの先生方と診断治療について様々に討論する予定です。

私は最近、原発閉塞隅角緑内障のうち、眼圧が正常範囲にコントロールされているのに徐々に進行するタイプに注意を払っています。このような症例を提示して検討したいと思っています。

忙しい時節ですが是非ご参加をよろしくお願い申し上げます。


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| 緑内障 | COM(0) | TB(0) |
2013-05-23 (Thu)
5月19日日曜日朝7時半当院出発。
1時間半で椎葉中学校到着。
雨。
日向よりも大分肌寒い。
小学校検診では
セーターやダウンジャケットを着てきた子供もいた。

3年ぶりの検診当番。
この15年で気づくのは
やはり明らかな学童の減少である。

椎葉村人口も5000人から現在の3000人弱に減少している。

このような僻地は日本各地にあると思われるが
医療的な面から見ても将来はどうなってゆくのだろうか。
わが日向市でさえも年々学童が減少している状況は怖いくらいであります。

椎葉の人口は減少しているが
立派な道路はいまなお整備が進んでいる。

ありがたいことであるが
日本全体として
どこかにひずみが出ていないか
気にかかる。

検診が終わるとまだ正午過ぎ。
寒い中、椎葉村の職員の方が買ってきてくれた椎葉のパンがほかほかでとても美味しい。
ジャムとチーズが入っていて田舎のパンとは思えないおしゃれなおいしさ。
少し暖まって、村の車は我々を乗せて日向市へ曲がり道を下り始める。

椎葉村がわれわれの未来を暗示しているとしたら、どのようにするか、というか、どのようになるのが持続可能な幸せなのかしらん・・と思いながら雨にけぶり始めた椎葉の山々を眺めたのでありました。。


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| 幸福論 | COM(0) | TB(0) |
2013-05-20 (Mon)
5月19日日曜日早朝
両肢のこむら返りが激しくて眼が覚めた。

昨日土曜日は忙しい外来に続いて
後を他の先生方に依頼して
午後2時15分にタクシーに飛び乗り
日向から30分ほどの延岡市九州保健福祉大学へ。

視機能療法学科の学生講義
90分ふたコマを行った。

いつも通り立ちっぱなしで講義したための疲れかしらん。普通はそんなことはないのだけれど。

五月半ば。さすがに午後は暑くなってきた。
講義棟内はまだ冷房が入らないため学生も講師も大変である。
そのなか学生はわたしから複視の考え方、複視テストの原理を基礎の基礎からちゃんと理解するように次々に質問を受け続けて居眠りする暇もほとんどない。

九保大の学生は真面目で良く鍛えられているが、3年生の時点で赤ガラステスト、ヘスチャートの原理をSherringtonの法則、Haringの法則をもとに自分の言葉で図解説明することはなかなか難しい。単に図形が小さくなったらどこが麻痺、というような覚え方ではプロとしては不足である。
最近はわたしの場合は知識網羅な講義をやめて実際に即した複視の見方検査法を繰り返し学生と一緒に考えるようにしている。

さてこむら返りは
小生の場合
脚自体の疲れ以外に
添加物で起こることが良くある。

依然ニューヨークのウォルドーフ・アストリアに泊まったとき
夜、近くのデリに立ち寄り
十数種類ある中華などのホットプレートから夜食を選んで
食べたところ深夜にものすごいこむら返りが起こった。

その時は歩き疲れたためか
と思ったけれど
その後、デリなどにおいて中華などの炒め物をテイクアウトして食べると
同じ症状が出ることがあったので最近は注意している。

最近はわたしの場合、カップ麺やレトルト食品もいけない。

添加物はいけない
人工甘味料はいけない
さまざまな食品の添加物はいけないと
警告する本も少なくない。

ただ、無意識にか意識的にか不安を煽るほうが自分に得になる立場の人が本を書いていると、
あれもだめこれもだめとなり、なかなか難しい。

依然ある評論家が「正露丸」に対して
まったく素人としか言いようがない誤解をもとに批判していた本を読んで驚いた。

それにしても
どうして今夜は、自然なものしか食べていないのに、こむら返りが強かったのだろうか。
やっぱり疲れか知らん。トホホ。

今朝は早起きして
椎葉村(日向から熊本との県境に位置する僻地。道が良くなったので日向から車で1時間半程度)の小中学校検診である。

椎葉の子供達は日向よりもさらに素直で元気が良く
眼科検診も結構楽しみ。

帰りがけに西郷村レイクランド入り口の
レストハウスにある栗専門のお菓子屋さん「日向庵」に立ち寄ってもらい(椎葉村の車で送り迎えしていただいている。お世話になります)
「黄樹(おうじゅ)」という純粋に栗だけを練り上げ、甘みを抑えて羊羹状にしたお菓子(上品で圧倒的な栗の存在。栗好きにはたまりません。)や栗のロールケーキを買うのが楽しみです。
「黄樹」は婦人画報やネットでも人気商品。お勧めであります。


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| 神経眼科 | COM(0) | TB(0) |
2013-05-12 (Sun)
村上春樹さんの「色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年」
の最後370ページ

「僕らはあのころ何かを強く信じていたし、何かを強く信じることのできる自分を持っていた。
そんな思いがどこかに虚しく消えてしまうことはない」

という「つくる」の独白が綴られる。

そのフレーズを読みながら
浮かんできたのはなぜか

「あれから僕たちは何かを信じて来れたかなあ
夜空の向こうには明日(アシタ)がもう待っている」

「夜空のムコウ」 スガシカオ/SMAP

村上春樹さんファンには怒られるかもしれませんが
また、文脈もちょっと違うかもしれませんが
家族の影響でSMAPファンとなったわたしには、ラザール・ベルマンのピアノもいいですが
この歌もかすかに流れてくるような気がして
それもまた悪くないのではないかしらん と思ったのでありました。

たしか村上春樹さんの数少ないお気に入りの日本人アーチストは
スガシカオさんだったと思います。

「意味がなければスイングはない」
村上春樹著
スガシカオさんはウィントン・マルサリスとフランシス・プーランクの間に取り上げられています。


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2013-05-10 (Fri)
以前書いたことですが
海外学会に出張する際に「村上朝日堂」の文庫本を持参し、夜寝る前などリラックスなどのために読むことがあります。

最近は時々村上春樹の英訳本を読んでいます。

村上春樹の英訳されたエッセイ集を読むと、あくまでも初心者の個人的な感覚ですが、日本語表現と英語表現ではかなり印象が違うように思います。
エッセイはよりパーソナルな文章であるために、英語に移すと村上春樹の文体が持つ独特の、時にためらうような語り口、また底流にある静かな悲しみといったようなものがうまく英語化されていないように感じます。

そもそもそのような趣を文化が違う言語に載せることはやはりなかなか難しいのかもしれません。
いったい外国の読者はどのようにHaruki Murakamiを感じているのでしょうか。

まあ、そんなことを考えている間に
緑内障査読論文のコメントを作成するべきでした。
さっきReviewのreminderメールが届いてどきりとしました。
土日しか時間がないのに行事が目白押しです。
トホホ。

ゴールデンウイークはなぜかとても忙しく
ゴールデンウィークが明けたらますます忙しい
この一週間でした。

村上春樹風にいえば

やれやれ。
 
であります。


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