2012-06-28 (Thu)

今月のとある土曜日
外来が忙しい
午後の診療を途中で先生方にお願いして
九州保健福祉大学視機能療法学科講義へ。
午後1時15分迎えの車にて延岡市にある大学(20km)へ行く予定

午後1時になって事務スタッフから
院長のパワーポイントを最終チェックしたところ
本日の講義スライドの全画像がなぜかブロックされていて開けないとのこと
さあ大変
今週追加、改訂した講義スライドがすべて開けなくなっている。
トホホ。
なぜかしらん。

昨年の講義のオリジナルはあるので
急遽車の中で再度作り直し。
焦る。
昼食の弁当を食べる暇もなく
大学に着き
そのまま
90分ふたコマの講義。

小児眼科(緑内障を含む)
神経眼科(眼球運動)が小生の担当分野である。

小生は開業医なので、「よのなか」がどうなっているのか
視能訓練士がどんなに良い職業なのかも含めて
話している。
当科は今春も就職率もちろん100%
圧倒的な売り手市場
就職先はかなり安定
給与も高い
世間にあまり知られていないが、視能訓練士はとても良い職種であります。

九州保健福祉大学視機能療法学科の学生は素直で
総じて優秀
今年は特に反応が良く
答えがしっかりしている。
嬉しくてつい熱が入る。

立ったままの講義を180分行って
いささか空腹で
疲れているはずだけれど
学生さんたちのおかげで充実感にひたらせてもらった。

あまり自己満足にならないようにまた準備をしっかりしなくてはなりませぬ。
スライドが開かないのはどうも小生と事務スタッフそれぞれのパワーポイントのバージョンが違っていたのが原因らしい。
ITのコンサルタントからは講義ファイルは回復不能との診断。
ああもったいない。

それにしてもうっかりしていたなあ。
学会当日に同じ目に遭ったら大変です。
遅まきながら院内のパワーポイントをすべて新しいものにバージョンアップしてそろえることにした小生でありました。


ブログランキングに参加しています。お手数ですが御協力をよろしくお願いしま す。

| 医学教育 | COM(2) | TB(0) |
2012-06-15 (Fri)
金曜日
宮崎は大雨
今日の最終便で羽田へ来る予定だったのですが
空港では悪天候のため、東京から使用機が来られない可能性もあるとの情報が入りはじめ
午後3時過ぎから急遽、予定を繰り上げて空港へ向かった方が安全という判断に傾き、元々絞っていた外来をそのまま昼休みなしで頑張りました。
術後の患者さんもOK
午後の患者さんも少し診て
後は留守をお願いして、電車に飛び乗りました。

午後4時55分のJALは満席
なんとかANAの午後6時発に乗ることが出来、羽田へ。
一度飛べば大丈夫。ほっとしました。
そのまま無事羽田到着。

今回はシンガポール航空羽田発午前零時半シンガポール行き
シンガポール現地着午前6時半
そのまま
シャングリラホテルにデイユースのチェックインをして
シャワーを浴びてから
学会へ
という予定。

いまANAのラウンジです。
驚いたのはラウンジが大混雑なこと。
外人さんも多い。
金曜日の夜だから多いのかもしれないが、やはり人が日本に戻ってきているのかしらん。
シャワー室の使用をお願いしたら2時間待ち・・。
さあ出発であります。


ブログランキングに参加しています。お手数ですが御協力をよろしくお願いしま す。

| 神経眼科 | COM(0) | TB(0) |
2012-06-10 (Sun)

小学生の頃(東京オリンピック頃デス)、太平洋戦争において、なぜ栄光の零式艦上戦闘機(零戦)が米国の戦闘機に負けていったのか、いつも考えていました。

当時の少年雑誌にもよく解説が書いてあったのですが、なかなか納得できるものはありませんでした。

最近「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」が再び脚光を浴びています。
今日、書店で購入した「「超」入門 失敗の本質」鈴木博毅著 ダイアモンド社を読むと

米軍は
操縦技能が低いパイロットでも、勝って生き残れる飛行機の開発と戦術の考案
命中精度を極限まで追求しなくても撃墜できる(近くをかすめるだけで爆発する)砲弾の開発

という発想の転換によって零戦を迎撃できるようになってゆきました。
米軍機の防弾装備が零戦よりもしっかりしていた、という事実は昔からよく知られており、子供心にも、日本軍が熟練パイロットを大事にしていなかったことを残念に思っていました。

日本軍パイロットは血の出るような訓練によって零戦を自在に操作し、太平洋戦争初期において勝利を収めました。

しかし「ゲームのルールを変えたものだけが勝つ」 IBM会長 サミュエル・パルサミーノ

ゲームをまったく変えられてしまうと、昨日までの勝利の方程式が揺らいできます。

今週末は日本白内障屈折矯正手術学会が東京で開かれます。
フェムトセカンドレーザーを用いた白内障手術が「新しいルール」を提示し
熟練眼科外科医を過去の遺物としてしまうのでしょうか。

いみじくもDuke Med Health News ( 2012 (1):1-2 )には

Game-changer for cataract surgery.
Femtosecond lasers enable more efficient, faster, and safer cataract surgery, and are expected to be the standard of care within about five years という記事を掲載しています。

新着のOphthalmology 誌(2012 May;119(5):891-9)
には

Bali SJ et al :
Early experience with the femtosecond laser for cataract surgery という論文が掲載されています。

最初の200例において 後嚢破損3.5% 核落下2%。

しかし、1980年頃、初期の超音波白内障手術を見て今の安全な術式に成長するとただちに信じられた人は少なかったことを思えば、ルールが変わる可能性を念頭に置く必要がありそうです。


ブログランキングに参加しています。お手数ですが御協力をよろしくお願いしま す。

| 白内障手術 | COM(0) | TB(1) |
2012-06-03 (Sun)


「私の銀座」
「銀座百点」編集部編
新潮文庫

黄金週間に読んだ中、もっとも内容が贅沢だった。
なにしろ
書いている人々がすごい。

司馬遼太郎
開高健
大江健三郎
吉行淳之介
・・・

ある意味商店街の広報誌なのに
それぞれのエッセーに(作家だけでなく俳優タレントも)気合いがはいっている。

三島由紀夫は街のスカイラインが低いことを嘆いている。
しかし今になると
銀座のちょっと低いスカイラインが東京オリジナルで変に現代的過ぎず、品がよいのではないかしらん。

村上春樹は
銀座で久しぶりに出会った友人と話していて、話題が尽きてくるとつい奥さん(ガールフレンド)の近況を聞いてしまい、
その度に
「世の中にはいろんな人生があって
みんなそれぞれにいろんな風に生きているんだな、と思う。」ことになる。

今年の黄金週間は仕事で銀座近くのホテルに泊まっていた。
25年くらい前は秋の学会の後に銀座に寄られたら
まず伊東屋にいって翌年の手帳を買い
ソニービルをのぞき
テイジンメンズショップをのぞいたりしていた。
いまは興味がなくなってしまった。
手帳もほぼ日かGalaxy Noteで事足りる。

日曜日は鮨屋や天ぷらの店がほとんど休みなのも残念。
とはいえ、
銀座は
鮨勘で鮨を食べても安い中にどこか品がある。
スタバでコーヒーを飲みながら、へえここが日本第1号店なのかと気づいたり
日本という国の定点観測地点として、ぶらぶら歩くだけでも、田舎では見えないものが見えたり、結構「勉強」になるような気がしませんか?


ブログランキングに参加しています。お手数ですが御協力をよろしくお願いしま す。

| 文化 | COM(0) | TB(1) |