2012-04-27 (Fri)
先日、NHK教育テレビスーパープレゼンテーションを見た。
ジル・ボルティ・テイラー「脳卒中を語る」
Jill Bolte Taylor's stroke of insight
が放映されていて感銘を受けた。
実際の脳を手に持って供覧するというプレゼンテーションで有名であり、自身が経験した脳梗塞を科学的に、時にエモーショナルに語る。
大変な話がちゃんとエンターテインメントにもなっていて感動的である。

ジル・ボルティ・テイラー博士の講演

この有名な神経解剖学者の本は買ったまま積ん読になってしまっていた。
どこへやってしまったのかしらん。

TEDとはご存じの方も多いと思いますがTechnology Entertainment Designの略。

数年前に米国人の友人からTEDについて聞いたときは??と言う感じで、勧められたそのサイトを訪れることも何とはなしに億劫というか、また次の機会に、という感じだったのだが、いまや大きな活動になっている。
種類もメディアも違うが、経済のダヴォス会議のような意義を知的な世界で持ち始めているのではないだろうか。

TEDは英語の学習素材としても大変有効である。

日本語字幕がついた講演もあり
われらがアイドル、オリバー・サックス博士の講演も視聴することができる。
博士はシャルル・ボネ症候群について生き生きと語るのであります。

オリバー・サックス博士の講演


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| 神経眼科 | COM(0) | TB(0) |
2012-04-22 (Sun)
APAOでのランチ
パラダイス・ホテル釜山の中華レストラン個室。
床まで窓一杯に海が広がる。

米国のK眼科教授は何にでも興味を持って
遠慮なく質問する先生である。

ちょっと曖昧な話をするとすぐ突っ込まれるので緊張する。

「海が本当に気持ちいい眺めだね。
ところで、この海はEast China Sea東シナ海なのかね?」
とつぶやかれる。

わたしは少し困ったなと思いながら
エビをつついていた。

ホストである韓国の先生がこれは東海とわたしたちは呼んでいるのですが
日本では日本海と言っています。

と静かに説明されていた。
日本海の呼称問題は最近再燃しているようだ。

同時期に知人の奥さんが韓国ツアーに出かけ
ソウルで素晴らしい桜の名所に感激し

誰がこの桜を植えたのですか
と質問したところ
日本統治時代に植えられたと
韓国人のガイドさんに教えられたとのことであった。

なかなかデリケートなものであります
とはいえ、さまざまな交流の中で日韓の新たな友情が育まれてゆくことを願っていますし、またそうあるために努力すべきだと思っているところです。


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| 眼科学会 | COM(0) | TB(0) |
2012-04-18 (Wed)
話は戻ります。

4月12日木曜日夕方
APAO釜山に向け、日向市駅にて特急を待つ。
さっきから気になっているのは、新しく準備してもらった紺ブレの着心地が柔らかすぎてかえって落ち着かないこと。

家内にいつものジャケットを持ってきてくれるようにケータイで依頼したが間に合わず。
もちろん、そこまでしなくても良いと言ったのだが、縁起担ぎの家内が次の特急でジャケットを持ってくるとのこと

一時間後に宮崎空港駅のホームでジャケットを受け取り、家内は30秒後に日向に向けて出る反対側ホームの特急に無事乗車。
感謝。
私も駅からそのまま走って、空港のセキュリティを抜け、ギリギリで福岡行きのプロペラ機に飛び乗った。これがギリギリ出張の幕開けでありました。
ふう。


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| 眼科学会 | COM(0) | TB(0) |
2012-04-18 (Wed)
APAO釜山において
ランチを共にしていた韓国の先生が
その時の話題
釜山と福岡がどのくらい離れているか
を確認するために取り出したのは
GALAXY Note。

画面が大きいので見やすく
電話をかけるのもその大きさ故、最初はすこし違和感があるが、すぐ慣れるとのことであった。

彼はそのスマートフォンの会社が運営する大病院の眼科部長である。

そこへ私も、かなうものならソニーやパナソニックのスマホをとりだして、相手をびっくりさせられるような機能を見せてあげたい。

実際はうーん、とGALAXY Noteの適切な画面の大きさに物欲を刺激され
(老眼世代には相当訴求性があると思う)
帰ったらNTTドコモのスタッフに相談しようかな
と思いつつ
ビビンバをまぜまぜするのでありました。


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| 愛用品・お勧めの品 | COM(0) | TB(0) |
2012-04-13 (Fri)
釜山へ大韓航空にて午後到着。
そのままAPAOの学会事務局を通じて予約していたパラダイスホテル釜山へ。
釜山は予想よりずっと都会である。横浜というべきか。

カジノのあるホテルと聞いていたが、落ち着いた立派なホテルである。
ベランダから一面の海が見え
遙か下の砂浜をたった一組、
黒っぽい服を来た若い男女が歩きながら戯れている様子が
いかにも韓国ドラマのようであった。

BEXCOの学会場も受付のスタッフがきちんとしていて嬉しい。
学会では宮崎大学眼科のO先生が口頭発表された。

ホテルに帰って、用事で使うセダンの予約をコンシエルジュの女性に頼むとそのいささか込み入った予約をきちんと整えてくれて感謝。

ホテル下の免税店で正官庄エキス剤を購入。
瓶が重いのが難点だが、最近これが私の健康を支えてくれているのかも。
今日はすべての場面でとてもきれいで爽やかなスタッフが対応してくれて大変気持ちの良い一日でありました。

ここまで書いたところへルームサービスの遅い夕食が届いた。

野菜ビビンバと味噌チゲ
素晴らしい。
小雨で冷えた体に滋養がしみて温まった。
明日の自分の発表もがんばらなくては。


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| 緑内障 | COM(0) | TB(0) |
2012-04-06 (Fri)

北朝鮮トンチャンリ基地からミサイルが発射されるまで1週間
ということは、韓国釜山にて開催されるアジアパシフィック眼科学会(APAO)の日程に重なる。
来週金曜日には釜山入りの予定。

一昨年だったかARVOの後にニューヨークに病院見学に行こうとすると、タイムズスクエアにて自動車爆弾テロ未遂
今年はアブダビのWOCとイラン・イスラエルの緊張
そしてAPAOはミサイル問題。
トホホ。
 
迎撃ミサイルの「PAC-3 Patriot(愛国者) Advanced Capability」は
眼科医的にはPrimary Angle Closure「原発閉塞隅角症」の略号と重なる。
発作的に戦争圧力が高まらないように祈りたいと思います。


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| 眼科学会 | COM(1) | TB(0) |
2012-04-01 (Sun)

S製薬の広報誌「銀海」38ページ

ニューヨークのマンハッタン眼科耳鼻科病院に留学したK先生が
業績もなく、英語も話せず
2006年当時、ノイズだらけのスペクトラムドメインOCT撮影係として先の見えない日々を送り
後悔と悩みを抱えつつデータをとり続け、
ついに高画質の画像を得て
主任のYannuzzi教授に認められるまでが控えめに綴られている。

T先生の給与は富豪であった患者さんからの篤志であったことが知らされるというエピソードにも心打たれる。

小生は数回ニューヨーク眼科耳鼻科病院
(マンハッタン眼科耳鼻科病院とは別ですがおそらく似た環境と思われます。緑内障専門医は両病院を兼ねている先生もおられる)を見学したことがあります。

垣間見る限りでも、確かに、スタッフのものすごい努力と苦労と富豪の人知れぬ善意に象徴されるような「文化」が平常のこととして息づいているように感じられます。


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| 医学研究 | COM(0) | TB(0) |
2012-04-01 (Sun)

3月31日土曜日午後の診療を先生方にお願いして
宮崎空港へ
福岡にて緑内障シンポジウム出席へ

強風のため特急は徐行運転。
15分遅れで宮崎空港着。

地上を歩いて吹き飛ばされそうになりながら
ボンバルディア機に乗り込む。
多少揺れたが意外に普通に福岡着。

タクシーの運転手さんとソフトバンク・ホークス談義。
落合監督をどう思うか尋ねたのをきっかけに
運転手さんの厳しい野球哲学を拝聴。

奥さんが韓国人で
韓国に移住する予定らしい。
日本の政治の混迷にあきれている
と耳が痛いお話であった。

ホテルNにてシンポジウム。
Y教授とS教授
症例検討会の前半は
Y先生による悪性緑内障の1例。

眼軸長20mmの症例が閉塞隅角緑内障を示し
眼圧コントロール不良。
水晶体摘出およびGSLにても眼圧がコントロールされなかったため
トラベクレクトミーを行ったところ
悪性緑内障が(まれなことですが、やむを得ない状況なのです)発生。
これに対し硝子体切除を行い奏功。

他眼も眼圧上昇してコントロール不良となったため、検討の上
水晶体摘出、トラベクレクトミーを行ったところ
同じく悪性緑内障に進展。

悪性緑内障の治療としては
薬物は再発が多く
YAGレーザーも効かない場合があり
硝子体切除に追い込まれることが少なくない。

文献的には
硝子体は前部だけでなく
可能なら後極部までしっかり切除し
一部チン小帯をかじり
硝子体カッター虹彩切除を行うと再発を防ぐことができるということであった。

論文の症例数も当然ながら少ないため、エビデンスとしては強いものではない。
けれど確かにこのくらいしっかりオペしないと悪性メカニズムが解除されない例は結構あるのではないかと思われた。(もちろん、しっかり硝子体切除を行うことによる、新たな、別のリスクがあることも考慮に入れなければなりません)

この日はS先生がじっくり
ご自分の治療方針
特に、まず手術が必要か否かを検討し
手術しかないとすれば
いつ手術をするか、にフォーカスを絞って、
片眼のみに点眼して点眼効果をかならず検証しながら

(紹介ベースのクリニックでは、片眼への点眼試験と無治療でのベースライン眼圧の再検証が重要)

詰めてゆく診療課程について、

(大事なことは
ぶどう膜炎による眼圧上昇を原発性としっかり鑑別
隅角検査→PAS

外傷性緑内障と原発性との鑑別→隅角検査

開放と思っていたら閉塞隅角緑内障→隅角検査

隅角検査は本当に重要ですね)

具体的に分かりやすく、じっくり語ってくださった。
小規模の会だったおかげもあり、個人的に教えをいただいているかのような感じで大変勉強になりました。

関係の皆様に御礼申し上げます。


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| 緑内障 | COM(1) | TB(0) |