2011-10-31 (Mon)
最近、すごいというか、感心した本は
H大学医学部眼科C教授の「著作」。

日本臨床眼科学会2011の特別付録
「Dr.陳の銀座とその周辺のグルメバイブル」
である。

お読みになった方も多いかと思われるが
ミシュラン的な体裁をとりながら
遙かにそれを超えて、C先生の本音の肉声が聞こえる。
わたしが言うのも失礼だが、C教授の語り口調をそのまま聞いているような達意の文章である。

学会がはねてからでもいける、遅くまで開いている店
おみやげ
行くべき場所
などかゆいところまで手が届く親切さである。

360°トラベクロトミーで有名なC教授のどこにこれだけの調査をされる時間があるのだろうか。
AC360°といえば
CNNのAnderson Cooper 360°が有名であるが
DC360°( Doctor Chen 360°)というべき驚倒すべき取材ぶり。

この小冊子は一般の方もアクセス可能。
Dr.陳のグルメガイドHP

ミシュランその他や、ネット上のある種のバイアスを含むかもしれないガイド情報より、
もしC先生とテイストが合えば、最高のガイドブックであります。



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| お勧めレストラン | COM(0) | TB(0) |
2011-10-27 (Thu)
さて雨が降る中APACRSに出るため、学会場である近くのCOEXへ急ぐ。
学会受付係は若い女の子達ばかりで心配したけれど
フレンドリーなだけでなく、皆英語が流暢で受付業務にも手慣れおり、
日本語が出来るスタッフもいて助かった。

APACRSソウルには 1200名が出席したらしいが、会場が広く、私が着いた時は午後であったせいか、やや閑散とした印象であった。

有水晶体眼内レンズ(屈折矯正手術)のセッションを聞いた。
緑内障分野の人間から見ると、日本人の前房深度からして、やはり前房型有水晶体眼内レンズには慎重な対応が必要だろうと感じる。
前房深度が3.6mm必要などと言われると、日本人の小さな眼にはなかなか難しいのではないだろうか。

LASIKの対応範囲を超える強度近視に対する後房型の有水晶体眼内レンズは、白内障のリスクを最小限に抑えられれば、意外に有望なのかも知れない。
レンズ中央に穴を開けて、周辺虹彩切開術を避けるという北里大学清水教授のアイデアは興味深い。

多焦点眼内レンズについては、その患者さんが良い適応であるのかどうか、なかなか事前に判定しきれないような話を専門家が言い続けており、慎重な患者選択と十分なインフォームド・コンセントが必要な印象である。(以上はごく個人的な感想とご理解ください)

夕方、知人の先生にサムスン医療センターを見学させてもらう。
がんセンターを含めて、2000ベッド近い大病院である。

本館の広い、吹き抜けのロビーは日本の最新の病院にまさるとも劣らない。
タイの国際病院(ハードはアジア一)に匹敵すると言うべきか。
ビルのデザインにどこかサムスンらしさが出ている。

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・・もう随分昔、サムスン製品のデザインをポルシェに依頼?したことが宣伝されていて、おや、と思ったがそれからどんどんサムスンのデザインは進化している。いまやソニーと言われて、これ、というデザインが思いつかないのと対照的である。古くからのソニーファンとしては本当に残念だ・・

サムスン医療センターは1994年に創立されている。
日本がバブル崩壊で後ろ向きになっていた時代に
1997年の国家財政危機をも乗り越え、センター化医療の展開を模索していたと言うことである。

当時このようなセンターを作ることは日本には、今から思えば、楽々出来たと思われるが、いまやなかなか難しい。
強力な民間資金のバックアップを得ることも難しい。
サムスン医療センター眼科は数年後には大きく拡充され、アジア一の眼科センターとなる予定とのこと。

サムスンはあくまでも営利会社であるから(サムスンはあくまでも病院・医療は次世代のビジネスと考えており、職員の福利厚生という意味合いの病院ではない)、会社の利益追求、経営合理化と、医療における医師の方針との軋轢はないのかと質問したが、サムスン医療センターはあくまで医師がリーダーであり、問題は今のところほとんどないとのことであった。

K先生の招待を受けて家内と一緒にSハウスへ。
とても美味しいカルビを堪能した。
(本当にありがとうございました。)

ホテルに帰ってもまだ時間があるので
近くの老舗ジャズクラブOnce in a blue moonへ。
中は小さなテーブルが並び
若いカップルや外国人も多い。

シャンパンを飲みながら待っていると
若い女性のアルトサックスとリズム隊が出てきた。
サックスはさすがに突き抜けるような音を出すわけではないが
段々調子が出てくると、テクニックは素晴らしく
長い髪を揺らしながら、軽やかに、モダンに、また時に渋く吹きまくってくれた。
練達のドラムはしっかりとしたドライブ感があり、しかも意図的なのか、韓国的なタッチが隠れていて、ソウルらしいドラマーであった。

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ソウルには東京のブルーノートやコットンクラブのように、外人がばりばり吹きまくる、弾きまくるというようなクラブはないようだが、
ここブルームーンはお洒落で接遇もよく、値段も大変リーズナブルであった。

ONCE IN A BLUE MOON という店の名前もなかなかロマンティックである。
「美しき日々」のロケなどで使われたので韓流ファンにはおなじみかもしれない。

熟年から若い人までそれぞれに楽しめる、大人のジャズ・クラブであります。


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| 眼科手術 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-26 (Wed)
当院の患者さんに葉タバコ農家の方がおられて。
タバコの消費減少で悩んでいるという話を聞いた。
医師としてはやはりタバコには問題があると考えており、複雑な心境である。

10月24日月曜日 朝日新聞「私の視点」欄において
慶応大学医学部 漢方医学センター准教授 渡辺賢治氏が
「葉タバコ農家 漢方生薬への転作 国策に」と書いている。

要約すると
「漢方薬の原料になる生薬は約80%が中国からの輸入。
葉タバコ農家であれば作業が似通っているところがあり、生薬栽培は技術的にも難しくなく、畑もそのまま利用できる。
生薬は中国国内での消費が伸びて輸入しにくくなることもありえる。
国内の医療用漢方製剤の25%に含まれる当帰は年間わずか数千万円の転作奨励金で採算が合う。
三島柴胡も、年間数億円の補助金があれば、安価な輸入品とも十分競争できる。」
ということである。

転作ということは大変なことでしょうが、この御意見は宮崎県においても十分検討するに値すると思われるのであります。


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| 医療と健康 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-23 (Sun)
顧客の顔と名前をどうやって覚えるのか。

昨年、北京でのWOCの際
国際会議場に隣接するインターコンチネンタル・ホテルに宿泊した。

日程が変わって急いでホテルを出たところ、
忘れ物に気づいたため
北京空港へ行く途中から慌ててホテルに戻ったことがある。

すでに部屋に忘れた荷物はかたづけられていた。
係が「遺失物」確認のために
私をホテルの事務所の中に入れてくれた。

部屋の中は壁一面に客の顔写真が貼られていて
それがどういう人々の写真なのか分からなかったが
(VIPなのか注意人物なのか、多分重要な顧客だろう)
こうやって人を覚えているのかと思ったことがある。

なるほど。


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| 医療問題 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-22 (Sat)
さて、現代(HYUNDAI)製のリムジンは快適に約1時間走って、パーク・ハイアット・ソウルの控えめな入り口へ。
学会を通じての予約のためか
ようこそドクター○○と迎えられる。
(これは若者的に言うと、少しビミョーだけれど。)

ロビーはガラス張りの高層ビルの最上階にある。
客室はその下から始まる。
部屋は広く、とてもモダンなしつらえ。
窓側はバスも含めて床までガラス張り。

スタッフの接遇も大変丁寧である。
部屋まで荷物を運んでくれたベル・スタッフはすぐにわたしの名前を覚えて、その後も様々に世話をしてくれて印象的だった。

外国において、接遇レベルが高い人を「日本人的だなあ」と感じるのはなぜだろうか。

宿泊後にメールされてきた、パーク・ハイアットのアンケートには
スタッフがあなたをいつもお名前でお呼びしましたでしょうか?
と言う項目があり、このホテルでは客を常に名前で呼ぶようにしているらしい(!)。
もちろん小規模のホテルだからできることではありますが、
他の一流のホテルにおいてもなかなか考えられないことである。

すべてのスタッフが顧客を名前で呼ぶために、どういう準備というか仕組みを作っているのか、医療関係者としても大変興味がある。

病院の患者さんも職員が名前を覚えていて
そらで名前(姓)を呼んでくれたり、声を掛けたりしてくれれば、もうそれだけでも相当心が癒されるのではないだろうか。。
また、そのような心遣いは秀れた医療技術に優るとも劣らない力を持っているのであります。


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| 医療問題 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-19 (Wed)
先日、宮崎大学医学部4年生に対する眼科講義のため、宮崎へ出かけた。

南宮崎駅からタクシーに乗って清武町へ。
運転手さんのヘッドレストの後に趣味がツーリングと書いてあったので
ふと気が向いて、バイクツーリングの話をした。

バイクの車種を尋ねると
ハーレー・ダビッドソンだとのこと。

すごいバイクに乗っていますねと驚くと
ためらいながら、「いや、実はツーリング仲間の親友の形見なんです。」
打ち明けてくれた。

病死した友人が「お前に乗って欲しい。」と、遺したバイク。

わたしはバイクにはほとんど縁がないけれど、ハーレー・ダビッドソンという独特なブランドには興味がある。

ハーレーは愛好者の濃密なコミュニティを作ることを通じて、みんなが幸せの拍動を共有しようとするようなビジネスではないかと思う。

「今は一人でツーリングに出るのですが、やはり相棒がいないと淋しいときもあります。
こんなことを話したのは初めてですが・・。」
と運転手さんは呟いて、わたしを大学病院に送り届けてくれた。

彼と彼のハーレーがいつまでも幸せでありますように。


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| 幸福論 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-17 (Mon)
10月14日金曜日午後の診療を無事終えて
特急に飛び乗り、宮崎空港へ

福岡泊。
15日土曜日朝、Korean Air にてソウルへ。
APACRS(アジア太平洋白内障屈折矯正手術学会)に出席予定。

ソウルは近いのでエコノミー・チケットにしていたが、満席のため、ビジネスにアップグレードされた。幸先が良い?気がする。

ビジネスのCAは接客も容姿も洗練されていて日系に劣らない。
英語も流暢。

インチョン空港ではパークハイアットソウルのセダンに迎えられた。
運転手のJさんは日本語が上手。
ざっくばらんな人柄で話し好きなため、こちらもどんどん韓国の医療事情、教育事情など聞いて面白かった。
帰りもJさんの予約を入れさせてもらった。

韓国では高額医療費制度はないが
医療費が高い場合には自己払いの率が小さくなり
たとえば医療費が1億ウォンかかった場合は5%くらいの支払いになる。
500万ウォン(40万円)ならなんとか払えますとのこと。
また国民保険以外にも医療保険に入っているので、それも助けになると。

教育はみなふたつくらいの塾に出していて、小学5年生である自分の子供は遊ぶ暇もない。
学校の終わる頃、塾の送迎バスが並ぶ。

夜12時頃帰ってくるので、もう少し運動させたほうが良いと、妻に話しても無視されますと笑う。

盧武鉉大統領が英語を重視する政策に転じているため、国民は英語にかなり教育費を使っている。
大企業に入るには英語が流暢であることは当然で、その上で才能があるかどうかが勝負だとみんなが分かっている。

韓国は本当に頑張っているのだなあと感じつつ、ソウルに入ってゆくわたしでありました。


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| 白内障手術 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-16 (Sun)
10月9日臨床眼科学会。
昼食のために学会近くの銀座に出ると、アップルストアの前には大勢の人が今も集って追悼の花が置かれ、メッセージを貼ったポストイットがガラス窓にたくさん貼られていました。

小生はスティーブ・ジョブズと同年代。
20年前に科研費から90万円捻出して購入したマッキントッシュSE/30など思い出深いものがあります。

夜、生涯教育講習会が終わって、六本木のイタリア料理店へ。
隣に一人で座っていた米国人男性と挨拶すると、アップル社のマーケティングディレクターでした。

ジョブズ氏の死去に伴うお悔やみを申し上げ、私が古くからのアップル社のユーザーであることを話し、様々な製品の話が弾みました。

また、彼は近視が強かったので、考えた末に、LASIKではなく、有水晶体眼内レンズを入れ、よく見えるようになったと話してくれました。
私が眼科医であることに興味をもっていくつか控えめに質問されました。
夜にハローが出ること以外は問題ないとのこと。

彼は東京は二度目。
今度は1週間の滞在になるということなので、外国人がよく知らない、東京の多面的な面白さ、見所を楽しんでくださいと、
私もさほど東京には詳しくありませんが、少しばかりアドバイスをしました。

「私の名前はMです。あなたは何というお名前ですか?」というので、自分の名前を教えると、自分の幼馴染の日系米国人が同じ名前だとのこと。
それ以来初めて、同じ名前を聞いたと言われて、ただそれだけのことでしたが、偶然に驚きました。

その日の昼、学会場の東京国際フォーラムにある相田みつを美術館を初めて訪れたのですが、
相田さんが大事にしていた言葉のひとつに「出逢い」という言葉があります。

レストランを出て、東京タワーを正面に、けやき坂を下りつつ
様々なところに出逢いが隠れているものだなあと思ったことでありました。


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| 生き方 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-12 (Wed)
10月4日火曜日夜
夕食をとりながらNHK「吉高由里子 ロンドンの6日間」というドキュメンタリーを見る。

若手女優の吉高さんが、英国ロンドンの演劇学校に通い、短期間でマクベス現代版を試験上演するまで演劇指導を受けるという設定。

吉高さんは英語もほとんどままならない状態であり、日本でも芝居から逃れたいと悩んでいる途中での参加だったらしい。

演出家に演技の質を高め、台詞ひとつひとつの状況を考え、表現するように求められると、追い詰められて泣き出してしまう。

椅子をふたつ与えられ、台詞の気持ちが切り替わったら、隣の椅子に座り直して、台詞を言いなさい、と指導され、相手役は頻繁に椅子を座り直す緊迫したシーンでも、心理の動き、台詞の変化が分からず、とまどう。

そこから長い休憩を挟んで、少しずつ演技に自信を持ち始め、最後には現役の女優らしいふてぶてしい表情を見せられるようになってゆく。

演劇学校仲間は子供のような吉高さんが16本の映画に出たという話を聞いて驚く。

ハリウッド・スターとして華やかな経歴を持つ人々の多くも、自然体、無手勝流のようでいて、実はニューヨークなどの演劇学校で基礎を厳しく叩き込まれていることが多い。

以前BSで放映されていた、アクターズ・スタジオが企画する俳優へのインタビュー番組では米国の映画スターの奥深さを垣間見ることができた。

これに対して、最近の日本の映画の良いところでもあり弱点でもあるのは、皮膚感覚や思い付きで演技や指導が成されているかのように見える点である(余り見ていないけれど)。
絵コンテをびっしり描き込んで、撮り始める監督さんはどのくらいいるのであろうか。

それらのアプローチの違いは、政治を筆頭として社会のあらゆる面でも存在するように感じられる。
(自分自身、出たとこ勝負であり本当に情けないので、一層、気にかかるのであります)

吉高さんは夜、ひとりで台詞を練習する。
発音はsもthも区別が出来ない。
彼女にマネージャーが同行していたのかどうか分からないが、私がマネージャーなら吉高さんに24時間英語の発音を徹底的に教育するトレーナーを付けるところである。

本人が言っていたように、かなり心理的に揺れていて、周りも突き詰めた指導が出来なかったのではないかと推測する。
NHKの撮影班も大変だったことと思う。

最後に関係者を前に舞台で演じて終了。
勿論マクベスがそう簡単にできるはずがない。
それでも吉高さんはひとつの壁を乗り越え、吹っ切れた笑顔に戻って去ってゆく。

はたからは何とでも言えるけれど、単身、ロンドンで演劇の訓練を受けると、決心したことがとにかく素晴らしい。
しかもドキュメンタリーとして取材を受けるという「無謀な」決意もすごい。
自分から波風をたてて、自分を追い込んでゆかないと、なかなか人は進化しない。

自分の話で恐縮だが、このところ、緑内障学会であえて英語での発表を行い、今日(10月11日火曜日)は、学生の迷惑をかえりみず、英語混じりで宮崎大学医学部4年生の眼科講義を行ったりしている。

来年はWOCアブダビの緑内障シンポジウム、APAOプサンの緑内障シンポジウムに参加予定。
田舎の開業医がどういうつもりなんだと叱られそうですが、自分の体力、「脳力」を考えると、こういうことが出来る内にやっておきたいと思うのであります。

そんな中、小生から見ると、いたいけな吉高さんの姿から、時には無理めの、思い切った挑戦の大事さを改めて教えられたのでありました。


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| 生き方 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-09 (Sun)
10月9日日曜日
熟睡中にホテルの部屋のドアが叩かれ
朝食が運ばれてきた。
もう朝7時。

前日午後11時にホテル着。
学会の準備をしていたら寝るのがすっかり遅くなってしまった。

今日は日本臨床眼科学会教育コース
RMB神経眼科勉強会が午前9時から開催。

慌てて、朝食をとり
今日の手順を確認して東京国際フォーラムへ。

会場の設営、会場スタッフとのコミュニケーションなど気配りしないと運営がうまく行かないことがある。
オーガナイザーのC先生、K先生、司会のM先生による、これまでの細かな御配慮のおかげで準備も整った。

9時から予定通りRMB会
1.脳卒中、糖尿病が多い家系の60代女性が両耳側半盲様視野異常および視力低下を示した例
2.垂直性両眼性複視
3.ダウンビートニスタグムス
の3例が供覧され、討論が活発になされた。
1例目はMELASかもと思ったが、ミトコンドリア遺伝様ではなく、段々話が変わっていって・・。

勉強になりました。
御参加の先生方ありがとうございました。
専門レベルの討論と、一般の先生方に役立つ知識も丁寧に解説をと、二兎を追うことは、結構難しいことであります。
後の会合でも各パネリストから今後について、いろいろ意欲的な意見が出た。
来年もさらに改善されますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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| 神経眼科 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-07 (Fri)
NHK「ディープピープル」
プロフェッショナル3名が鼎談する番組は最近とても面白い。
先日は美容師さんの話でした。
ディープピープル

カットするに用いるはさみの種類、形状。
一日に対応するお客さんの数。
一人当たりの代金。
どこまで助手に任せるか
といった話が出て大変興味深く思いました。

眼科開業医も、状況は多少違いますが、似ている点も少なくありません。

はさみに関しても
長いはさみやさまざまなはさみを使い分ける人もいれば
ロンドンからボブカットを発信した川島文夫氏のように、一番良いのは自分の指がはさみであることであって、自分の指先の感覚がそのまま伝わるような一種類の短いはさみが良いという意見など
非常に興味深く聞きました。

眼科手術の持針器やピンセットなども長短など好みが分かれると思います。

摘まんだときに必要な力(バネの負荷)も気になります。

日本では従来、比較的短めの針や持針器を好む術者が多かったのではないでしょうか。
やはり手が持針器になるようなダイレクト感を得やすくしたり、手首を使いやすくしたりしているのではないかと思います。
三島式や湖崎式はかなり短いモデルが多いようです。

私は手が大きいというか、多少指が長いせいか、やや長めの物の方が使いやすいように思います。

ドイツ製の持針器やピンセットなどは摘まむときにかなり力がいるものや大型の物が多いのですが、私は繊細でできるだけ軽い方が、組織をさわっているダイレクト感が伝わりやすくて良いような気がします。

好き嫌いがはっきり分かれるでしょうが、私はチタン製の鑷子、持針器が結構好きです。
重い鑷子やバネの強い鑷子はつかむのにしっかりと力を入れる必要があるので、角膜創や強膜片、結膜の微細な重さ、抵抗を明確に感じとることが難しいように思います。
超音波ハンドピースより重いものを持つことがない?小生は、羽のように軽く、適度にしなやかで先端は固く、かみ合わせがいつもしっかりしている、短すぎない鑷子と持針器が好みであります。


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| 眼科手術 | COM(0) | TB(0) |
2011-10-03 (Mon)
今年の緑内障学会では高齢者の緑内障診療に関してシンポジウムが行われた。
ある病院眼科に通院する高齢者の約30%が難聴との調査結果であった。
これは小生の経験とも良く一致する。

説明をよく分かっておられないなあと思う患者さんは、難聴ではないかと必ず注意する必要があると思う。
田舎では、聞こえていないのに、遠慮して、「はい、はい。」と頷いてくださる患者さんも多い。

耳元で小さな声で、はっきりと、ポイントとなる単語を強調し
語尾、文末をしっかり発音することが大事だと思う。

相当耳元に寄らないと聞こえていないことも多い。
声が大きくなると、どうしても、叱っているような印象を、本人および周囲に与えてしまうので、配慮が必要である。
手元に小さなホワイトボードを持っていて、大きな字で書いて説明を補足することも効果的である。

どんどん高齢化してゆく自分の患者さん達と付き合いながら、ほとんどの高齢者がなんらかの難聴傾向を持っている、と思うくらいの対応が必要なのかなと思う、今日この頃であります。


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| 緑内障 | COM(0) | TB(0) |