2010-11-28 (Sun)
NHK大河ドラマ
坂本龍馬の最期というクライマックスの最中に
地方選の(別に急がない愛媛県知事選)結果のテロップを流したNHK
場面が台無しであった。

放送終了直後にこの文を書いているが
多分抗議が殺到したと思う。
演出家も怒ったことであろう。

そこにNHKの脆弱性が見えたかも
ドラマ部門と報道部門との縦割りのせいか
ホウレンソウ不足
または、つまらぬ規則のせいか
こういうことはチーム運営反省の良い反面教師教材になる

最近の周辺国との摩擦対処のドタバタとも
一脈通じるトンチンカンなテロップ
画竜点睛を欠く龍馬であったのはいささか残念

最後が大事ぜよ


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| テレビ | COM(0) | TB(0) |
2010-11-22 (Mon)
台北でのアジア・パシフィック合同緑内障学会(12月3日から5日まで)が近づいて来ている。
アジア地域ではこの10年閉塞隅角緑内障が議題として再登場し
いまも討議の中心である。

学会のディベート・セッションでは
日本から神戸中央市民病院のK先生が
閉塞隅角(症)緑内障の治療として白内障摘出手術をすべきかどうか
というセッションにイエスの論者として選ばれている。
なかなかハードな議論がありそうである。
日本代表K先生の奮闘を祈っているところです。

さて私たちのチームも閉塞隅角の解剖学的パラメーターについて報告する。
そのため正常隅角の患者さんと閉塞隅角の患者さんを比較して拝見してきた。
私のクリニックにおいて正常な、しっかり開放した隅角の患者さんを見つけることは意外に難しい。

最近の研究にて50歳以上の中国系シンガポール人の20%強は閉塞隅角(180度以上の閉塞)を示した。
わたしの患者さんの多くは60歳代後半以上、多くは70代80代なので
しっかり開放した隅角は特に女性においてはかなり少ない印象である。

もちろん眼科に来ている患者さんは眼の問題を抱えているから来ておられるので
かなりバイアスがかかっているのだが
この開放隅角の少なさを再認識すると
日本人の「正常」(というか、本来の、というか)隅角の姿はどのあたりにあるのかなあ、と思う。

日頃の診療では、とにかく、この患者さんは閉塞隅角ではないのか
(長年診ている患者さんにおいては、「閉塞隅角に移行してきているのではないか」)
という視点を常にもって対処することが必要だ
改めてそう思う今日この頃であります。


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| 緑内障 | COM(0) | TB(0) |
2010-11-19 (Fri)
11月12日東国原英夫政経講演会が日向市で開催された。

任期中のエピソードをさまざまに
時に笑いを取りながら語られた。

さてある日、口蹄疫問題について天皇陛下に御進講するため皇居に招かれた知事。

皇居奥まで宮内庁の車で入り
そこで係のものは全員待機。

係が指示するには
後は一人で長い通路を行き
突き当たりを右へ曲がってすぐのドアをノックすると
皇后様が開けてくださいます。

挨拶し、天皇陛下に座るようにいわれたら
ソファに座って御下問にお答えするようにと。

知事がコンコンとノックしても反応がなく
さらにつよくノックしても人の気配がない。

制限時間は60分と厳密に決まっており
すでに5分近く待ってしまったので
やむを得ず
自ら重いドアを開けようとすると
急にドアが開いて
皇后様と鉢合わせし
お互い思わず
大きな声を出すはめに。

部屋に入り
天皇陛下の「お座りなさい」
という言葉をじっと待って立っていると
なかなか何もおっしゃらないので
またしても時間が過ぎて行き
ハラハラした東国原知事

つい
「どうぞお座りください。」
と天皇陛下に言ってしまった。



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| 宮崎 | COM(0) | TB(0) |
2010-11-15 (Mon)
アウン・サン・スー・チーAung San Suu Kyiさんの動向はいつも気になっている。

シンガポール国立眼科センターの Aung准教授にいつもお世話になっていることもあり、ミャンマーに関心がある。
Aung先生はシンガポール生まれなので英国式に Tin Aungと論文に記載している。

しかしネットで調べるとミャンマーでは姓名という区別がないらしい。
日曜日の朝日新聞も(やむを得ず?)スー・チーさんと記載しているが
アウン・サン  スー・チーさんと分けてはいけないらしい。

またSuu Kyiと綴るのに日本では、というか世界のメディアではスーチーと発音して
キーではなくチー Cheeになっていることも気になる人がいると思う。

これはKyiと言う部分の発音がキーというかチーというか微妙な処であるかららしい。

ミャンマー系米国人のブログ

彼女は京都大学において研究を行ったことがあり、日本との縁もある。
ミャンマーへの眼科医療奉仕としては四国の藤田先生が長年貢献されている。
頭が下がることであります。
内情がよく知られていないミャンマーだが、実はとても穏やかな良いところらしい。
さらに開かれた国になって日本とのつながりが深まると良いと思っています。


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| 国際問題 | COM(0) | TB(0) |
2010-11-12 (Fri)
11月11日木曜日
ロナルド・M・バード(RMB)神経眼科勉強会インストラクション・コースのため
午前7時半の電車にて宮崎空港へ。
午前9時35分発JAL2443便にて大阪伊丹空港。
リムジンバスにて神戸三宮
タクシーにて会場のポートピアホテルへ。

着後、丁度司会の京都大学M先生と会って
打ち合わせ。
RMBセミナーが開かれる予定の会場は午後1時までランチョンセミナーが行われていた。
そのまま入ってお弁当を戴きながら拝聴。

1. W先生 対緑内障点眼薬の角膜障害について
2. K先生 緑内障の治療戦略

薬物性角膜障害は主として角膜自体に起こり
ドライアイでは結膜上皮にびらんが目立つことから鑑別する

緑内障点眼による角膜障害はハリケーン角膜症の状態になってしまったら
点眼を中止するしかない。
眼圧を慎重にフォロー。

緑内障の治療戦略は
K先生の造語らしい「OCT緑内障」・「FDT緑内障」のような
いわばPreperimetric glaucoma(スタンダードな視野検査ではまだ異常が検出されない早期緑内障)なのかどうかはっきりしない状態に惑わされず
慎重に治療適応を見極めましょう。

(もちろんいくつかの要素を組み合わせて検討。OCTにてRNFL Defectが検出され、ハンフリー視野検査が正常な場合、もし家族歴があれば治療開始する方が安全かもしれない。また患者さんの年齢、近視、全身疾患の有無などによって、治療を開始すべきか決定)

最終的に点眼治療を開始するかどうかは
患者さんに十分説明して
理解を得た上で患者さんの意向に十分配慮する。

Kのお話は途中からクイズ形式になり面白かった。
K先生が司会のS教授に先生はどうしますかと余興で尋ねると
真面目なS教授はうーんとうなって考え込まれた。
(設問の多くは実際の処、点眼を開始するのも、しないのもそれぞれ一理あるというような微妙な例であった)

緑内障治療は奥が深く
守るも攻めるも悩ましいのであります。


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| 緑内障 | COM(0) | TB(0) |
2010-11-10 (Wed)
当院の厨房スタッフの一人が来年勇退予定。

職員を募集、面接中である。
眼科は比較的健康な入院患者さんが多いので
厨房の食事は健康面と食事の美味しさとをともにしっかり追求したものが望ましい。

院長が言うのもおこがましいけれど、当院の食事は結構評判が良く、スタッフも大変よく頑張ってくれている。

面接にはたくさんの方が来てくださって
とても有り難いことであります。

学校や病院の給食というと
外部から下ごしらえをしたものを入れてきて
給食部で最終処理をするというものが多いらしい。
そのため給食などの経験者は自ら調理を本格的にしたことがない人も多い。

当院はたとえばいなり寿司を作る際には
油揚げ自体から作っている。

一体に食事を美味しくつくること
また美味しいものが好きというには
ある種の情熱、明るさ、才能が必要である。

ルーズな人を整理整頓好きに
人嫌いな性格を人好きに教育するより
料理は適当でよいと思っている人を日常の料理にさえ極めきれない奥深さがあり
その努力によって様々な幸福が引き寄せられることを理解させることの方が
かえって難しいかもしれない。

以前ある健康講座において
京都出身の医師が
「宮崎の料理は味が濃いので最初は閉口した。
薄味で脳血管障害を防ぎましょう。」
と話されるのを聞いて
反省した。

味が濃いと料理の輪郭がしっかりして美味しく感じやすい。
ただ健康面からは、特に病院ではやはり塩分の加減など、留意が必要であり、悩ましい。

濃処の味は常に短く淡中の趣は独り真なり
(のうしょのあじは常に短くたんちゅうのおもむきはひとりまことなり)

さらに
美味必淡

などと言われると
ひたすら頭を垂れるしかないが
薄い味の中に気品ある
滋養深い料理をつくる仲間が見つかりますように
そう願っている今日この頃であります。

参考:「食の堕落と日本人」 小泉武夫著 東洋経済新報社


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| 医療と健康 | COM(0) | TB(0) |
2010-11-02 (Tue)
2001年9月11日のニューヨーク市ワールド・トレード・センター(WTC)への旅客機突入事件から9年が過ぎました。
そのWTCを設計したのが日系2世であったことを知る人は少ないのではないでしょうか。

WTCの設計者ミノル・ヤマサキは日系2世として生まれ、苦学して建築家となり、ついにはWTCの設計者に指名されます。
WTCは、巨額を投じたビジネス面での制約と芸術面との葛藤に悩まされながら、ついに完成しニューヨークのシンボルとなりました。

このためテロの標的となり、
1993年に地下駐車場爆破事件
2001年に9.11が起こることになります。

(「9・11の標的をつくった男 天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯」飯塚 真紀子著 講談社)

ミノル・ヤマサキが日系人として経験した差別と苦難は、今日あまり語られなくなってしまいました。

(この文章をある雑誌のために
10月初めに書いたのですが
最近、橋田寿賀子さんのドラマ「99年の愛~Japanese Americans」が11月3日から放映されると聞いてびっくりしました。
TBS 99年の愛 HP)

私は1988年にサンフランシスコの親戚の案内で日系人コミュニティーセンターを訪れたことがあります。

そこには、控えめながら戦前、戦中に米国の日系人が受けた苦難が記録されていました。

現在、日系米国人は弁護士、会計士や医師などを輩出し、政治的に目立つことを避けようとする空気があるようです。
日系2世の歴史は激変する世界の中で日本人としての誇りを維持するためには相応の努力が必要であることを静かに教えてくれているように思います。


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| 生き方 | COM(0) | TB(0) |
2010-11-01 (Mon)
巨人が日本シリーズ進出を絶たれた日
実況アナウンサーが
8回頃から
まだ勝負はついていないのに
「さあ、諦めきれない巨人ファン!」
と繰り返しコメントするので
ちょっとどうなの
と思いました。

本来なら
「まだまだ諦めない巨人ファン」
でしょう。

様々なことに対して
日本中に
勝負前から諦め顔なのだけれど
けれど諦めきれない
そんな気持ちが漂っているのかも知れません。
それがついアナウンサーの意識の表象として
諦めきれない・・
と出てしまったのかしらん。

まだまだ諦めない

医療も
政治も
教育も

まだまだ諦められるはずがない
ですよね。


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