2010-06-27 (Sun)
1986年ワールド・カップの栄光の後
薬物中毒に陥り
はちゃめちゃな言動と肥満体の印象が強かったディエゴ・マラドーナ。

今大会ではアルゼンチン監督として颯爽とスーツを着こなし
どんなにメッシが頑張っても
自分の方が目立ってしまうマラドーナ。

マラドーナに関するエピソードを思い出した(海外の学会で聞いた話)。

ロンドンの一流大学医学部眼科に留学していた
アルゼンチン出身のA医師。

ある日友人とレストランで食事をしていた。
そこへ友達がやってきた。

「今、マラドーナと奥のテーブルで食事しているんだ。
挨拶に来るかい?」

急に緊張した面持ちになった
超インテリでジェントルマンのA医師

早速友人についてゆくと
本当にマラドーナが食事をしていて
笑顔で迎えてくれた。

その瞬間、エリートから
ただのサッカー少年に戻ったA医師は
膝まずき
「オー、マラドーナ!マラドーナ!!」
と手を合わせて拝み始めたのであった!?

cf
マラドーナ伝説 眼科編1


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2010-06-20 (Sun)
6月19日土曜日
午後から日向市東臼杵郡医師会総会
特別講演は
日向市の若山牧水記念文学館館長
読売文学賞受賞者の伊藤一彦先生。

小生は学術担当理事なので
司会を務めたが大変面白いお話であった。
若山牧水HP

そのお話は次に書くとして
午後6時から寿司源にて懇親会。

今日はワールドカップ、日本対オランダ戦を見るべく
懇親会も早仕舞い。

理事の某先生に誘われて
ご自宅にてサッカー観戦。
10人くらいが集まり
始まる前から賑やかであった。
(大変お世話になりありがとうございました。)

オランダ・チームが入場してきて
気づいたのは
胸にオランダだけではなく日本の国旗があしらってあること

これはイカン。
案の定、日本は日本の国旗だけである。

オランダの強さ、懐の深さをすでにそこに見た気がした。
(もちろんインドネシアに対するオランダの態度に見られるようにそれはただのナイーブな気配りではないのかもしれないけれど)

オランダ選手は試合前のインタビューでも
慎重な言い回しで
親善試合において圧倒したはずの日本チームに敬意を払ったコメントを繰り返していた。

試合は前半日本が素晴らしい守備をして
零対零を保ち、そこで帰宅し、後半は家内と善と2人と1匹でと観戦。

フランス、ドイツに囲まれ
ベルギー、ルクセングルグと隣り合わせの国は
その多様性から育まれた思慮と強さとを以て怒濤のように押し寄せてきた。

日本は大健闘だったと思う。
しかし敗戦と引き分けと勝利とにはそれぞれ百億光年の違いがあることをワールドカップは思い知らせてくる。

次のデンマーク戦も相手が遙かに格上であることを冷静に見据えながら頑張ってもらいたい。
格上を相手に戦うということはある意味胸躍ることでもあります。


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2010-06-17 (Thu)
ポンペ病

「小さな命が呼ぶとき」へのコメントありがとうございました。

ポンペ病は眼科医であるわたしにとってはとても稀な疾患です。
ポンペ病について

けれどいくつかのライソゾーム病
たとえばGM1-ガングリオシドーシスでは網膜の中心である黄斑に糖脂質が蓄積し、「チェリーレッドスポット」(中心がサクランボのように薄赤く周辺が白くなる変化)を示すことで有名です。
またファブリー病は眼科的には角膜の渦巻き状混濁が特徴的。
毎年宮崎大学医学部と九州保健福祉大学の「小児眼科」領域で講義している疾患であり、眼科医も確定診断に関与することがあります。

私もジョン・クラウリー氏の闘いについては映画で初めて知りました。
この映画の上映を機にポンペ病患者さんたちへの理解と支援が更に進むように祈っています。


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| 全身疾患 | COM(0) | TB(0) |
2010-06-16 (Wed)
ワールドカップの日本勝利の後
コートジボアールがポルトガルに負けなかったニュースを見て
ほっとひと安心。

コートジボアールの
というよりチェルシー
そしてアフリカのエース
ディディエ・ドログバが日本との親善試合において腕を骨折したので
大変心配していた。

同じ気持ちの人も多かったと思う。

なんとか次のゲームではスタートからその勇姿が見られることを願っている。


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| 文化 | COM(0) | TB(0) |
2010-06-16 (Wed)
日向市にも口蹄疫の感染が及び、心配だ。
なぜ口蹄疫が終息しかかっていたかのように見えて
また拡がっているのか。

都農や川南の患者さんが来院し
さまざまなお話をされてゆく。

忙しい外来の中で耳にする口蹄疫のお話は
苦労と苦悩に満ちている。

東国原知事が慎重な言い回しで書いているように
ワクチン接種を行ってから
感染が拡大しているように見える点など
疫学的な議論をオープンに行い
消毒を徹底するための具体的な方法や心構えや
県民の理解に資するようにさらなる努力を
行政にお願いしたい。
東国原知事のHP

現場は大変なご苦労と拝察するが、人員不足と聞いているので1日1箇所の業務と限定するのは難しいのだろうか。

素人が意見を書いて恐縮だが
動物だけでなく
人を介する伝染の可能性も慎重に検討し
理想的には1チーム1箇所(農場)として
業務後、予防衣を廃棄、または徹底消毒に回し
業務担当者はその農場でシャワーを浴び
あたらしい衣服で帰宅し
もう一度さらに家に入り次第
シャワーを浴びる

もし風邪症状のような
口蹄疫感染が疑われる職員は
出勤禁止にするなど

難しいことだが徹底しないと
今年いっぱいくらいは終息しないことになりかねない。

朝鮮半島の有事リスクが治まりそうな気配もあるので
イギリスなどの例にならい
自衛隊の本格的な出動もぜひ検討すべきではないだろうか。

眼科医は感染力の強いアデノウイルス株による結膜炎(流行性角結膜炎)がいったん流行すると大変な事態になることを知悉している。

消毒はなかなか効果が発揮できない。
「隔離」が重要だ。
そして最終責任者(首相?)の果断な決断がないといつまでも感染が持続する。

宮崎県の「病棟閉鎖」はどのように行われるべきなのか。
まずは調整の難しい政治的経済的視点から離れて純粋に獣医学的観点から徹底されることしかないのではないか。
そんなことは分かっていると言われそうだが
現場はそう簡単ではないと怒られそうだが
結局こんなことになるならもっと早く徹底しておけば良かったと
秋頃にほぞをかむことがないようにと
心配しているところであります。


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| 宮崎 | COM(0) | TB(0) |
2010-06-11 (Fri)


米国に行く機内では日本未公開の新作映画がいくつか上映されています。

しっかり眠っておかないといけないと思いつつ
つい観てしまったのは「Extraordinary Measures」。

日本では「小さな命が呼ぶとき」という題名になるようです(7月公開)。
小さな命が呼ぶとき HP

ポンペ病の子供を持つ、ブリストルマイヤーズの有能な社員ジョンは子供を救うために昇級を約束する上司を振り切って、会社を辞め、ポンペ病治療薬開発のためのファンド、そして会社を設立する。

ポンペ病治療研究の第一人者である頑固な天才教授(ハリソン・フォード)と助け合い、喧嘩をしながら研究を育て、バイオベンチャーに投資をするグループからの様々な資本主義的プレッシャーを受ける。

また自分の子供がポンペ病であるということから、治療計画自体に対する利益の相反(conflict of interest)に悩むという大変医学的に興味のある映画でした。

遺伝的な病気の子供を持つ親の苦悩や遺伝病に対する新しい治療薬が開発されるまでの課程がよく描かれています。

最近講演において緑内障点眼薬の開発には少なくとも500億円以上かかるという話を聞きました。新薬を開発し、臨床応用まで持ってゆくことは本当に大変なことのようです。

地味な映画ですがとても興味深い映画だと思います。



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| 幸福論 | COM(1) | TB(0) |
2010-06-06 (Sun)
やはり「事件」が起こった。

学会や講義準備で忙しいと急患や異変が起こると
書いたが
6月5日土曜日午前1時半
3階の院長室の防犯警報が鳴った。

当直看護師が院長室に上がってゆくと
院長室内に動く人影。

駆けつけた綜合警備保障の警備員が侵入者を「捕まえる」と
それは高齢の入院患者Aさんであった。

詳しくは書けないが、病院から自宅に帰ってきたような気分になって混乱しておられたようだ。

開業以来16年目で初めての出来事であった。
看護スタッフもびっくりというか、怖かったことと思う。
本当にご苦労さまでした。

眼科のように比較的健康な患者さんが入院する施設も高齢者の受け入れ・看護にはさらに注意しなくてはならないと反省させられたのでありました。


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| 眼科診療 | COM(0) | TB(0) |
2010-06-05 (Sat)
6月4日金曜日
午前2時半
自宅に病院からの電話が鳴り響く。

夜半から眼痛で眼が開けられない男性の急患。

グラインダーでの研磨と溶接の助手を防護面なしで行ったとのこと。

診察すると両眼の電気性眼炎だ。
局所麻酔薬点眼を行う。
眼を冷やすこと、手持ちのロキソニンを内服してもらうことにして終了。

電気性眼炎は強い紫外線によって角膜上皮の損傷が起こった病態である。
5時間前後過ぎてから問題を起こすので
夜になって激しい痛みに襲われることが多い。
初めての経験だと患者さんの不安感、恐怖感も強い。

午前中外来は忙しく
午後そのまま
D中学校の眼科検診へ

体育館に整列した数百人を検診

午後は網膜レーザー治療と外来
夕刻午後7時半から
日向市救急診療所へ出張。

明日土曜日は九州保健福祉大学での講義が午後3時から入っている
90分2コマなので準備も時間がかかる。

講義準備、学会準備が忙しい時には不思議なほど必ず何かが起こる。
泥縄を戒める天の配剤かしらん。

午後9時半救急診療所終了。

病院に帰り、レセプト点検。

午後10時半。
さあ今夜はもう何事もないように祈りつつ帰宅の途に着くわたくしでありました。



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| 眼科診療 | COM(0) | TB(0) |
2010-06-03 (Thu)
忙しい眼科の日常では1分間が貴重です。
午前8時から午後8時過ぎくらいまでは息つく間もないという生活の開業医も多いと思います。

「本当に頭がよくなる1分間勉強法 石井貴士著 中経出版」

「1分間」、「勉強法」といったキーワードに弱い私はこの手の本を結構読んでいます。
(なかなか実際に役立てきれていないのですが)

この本の中で興味深いのは
「最も必要で最重要な60冊分の情報を持ち歩き、1分間で復習する」という点。

確かに専門分野も開業業務も人生に必要な本も選びに選んだ60冊があると事足りるように思われます。

60冊分を1分で復習出来るように色分けしたサマリーを作り、
実際には1分間でそのまとめをぱらぱらめくって
読むと言うより
スキャンする
という「勉強法」です。

これを常に繰り返し復習して身に付け、また再確認するようにしておくと確かに相当な力が蓄積できるのではないかと思います。

でも本音のところ復習するということは結構面倒くさくありませんか?

面倒くさがりのわたしには復習はちょっとエネルギーが必要なのですが、最近は復習するということの重要性がよく分かってきました。
記憶力が減退してきているのかもしれませんが、時代のスピードが速くなり
明日復習しようとしていると、明日は新しい課題が押し寄せてきて、今日のうちにまとめて復習しておかないと、知識が薄れ、役に立たなくなることが多くて困ります。

また知識だけでなく、医療チーム内で以前出来ていた基本動作がおろそかになっていることに気づくことがあります。
プロ野球選手の捕球姿勢がつい基本から離れてしまうような感じです。

復習、復習。プラクティス、プラクティスです。
1分でも良いから手術のビデオを早回しして見ていると、ちゃんとイメージトレーニングになっていることを感じます。

開業17年目に入り、復習を(短時間で良いから)愚直に繰り返すことが基礎訓練として本当に大事であると、今更ながら感じています。

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