2010-03-30 (Tue)

昨年秋に白内障手術を受けた高齢の女性が再診。

「今年の春初めて
自宅近くの山に山桜が咲いていることに気付きました!」

とても嬉しそうに教えてくださった。

わたしも嬉しくなって
患者さんが桜を見つけた時の感動を思った。


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| 白内障手術 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-24 (Wed)
 
江戸時代、難破した中国船を助けたお礼に中国から日本に伝わったのが金柑であるとされています。

金柑の学名はFortunella。

東洋に旅した英国の学者Fortuneさんにちなむとされており
当ブログ、Fortune cookieにもFortuneつながりで縁があります。
幸運な果物かもしれません。

ネットで金柑を検索していると
「きんかんの会」
という組織があるのに気付きました。

金沢大学医学部附属病院にて肝臓移植を受けた患者さんの会
「金肝(きんかん)」と金柑を掛けているとのこと。

病気で大変なのにユーモアを忘れない姿勢が素晴らしい。

金柑は可憐な花をつけ
花言葉は思い出・感謝です。

きんかんの会の由来にいささか感動しました。

きんかんの会HP


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| 幸運 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-20 (Sat)
ハウス農家のお嫁さんが来院された。
コンタクトレンズ装用でドライアイである。

金柑の摘果が忙しく
上を向いて農作業をするので
ドライアイの乾燥感が強くなるとのこと。

確かに、上を向いたままでは
涙液の蒸散量が増えてしまう。

読書よりパソコン操作の方が顔は上を向いているというか
起きているのでより乾燥が強くなるという解説もあるくらいである。

日向は寒さも緩み、特に今日は気温が上がり、雷雨となった。
完熟金柑たまたまの季節もそろそろ終わりかけだ。

宮崎完熟金柑たまたま

金柑は果皮にへスペリジンを多く含み
ビタミンCの吸収を良くして毛細血管を強化し、高血圧や喉の炎症を抑える効果を有するとのこと。

ハウス農家のお嫁さんのドライアイにめげぬ頑張りのおかげで
美味しい金柑が食べられる。 感謝。





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| 愛用品・お勧めの品 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-18 (Thu)
当院では超音波白内障手術に
アルコン社Infinitiを使用している。

従来の縦振動超音波に加えて横振動のOZilという、破砕能力が高く、熱エネルギー発生が低いモードが使えるのが利点である。

OZilには使用が難しい面もあり
習熟が必要であるが
創口を小さくできるので極小切開にも適している。

しかし弱点のひとつは固い水晶体核を破砕していると、ケルマン型のマイクロチップが核片によって詰まってしまうことであった。

チップが詰まると手術のリズムを微妙に乱すため、これで嫌になる術者も多かったと思われる。

ところが先週から使い始めたインテリジェント・プログラムを用いると
OZil100%の設定下でチップの開口部が90%閉鎖すると、縦振動の超音波がパルスモードでしっかり出て、核の詰まりを防ぐ。

白内障が進行して核が固くなってから来院される患者さんが多い当院のような田舎のクリニックではこの機能は福音である。

当院は落屑症候群や閉塞隅角を持つ白内障も多いので低吸引設定でも破砕効果が高いOZilはうまく使えばとても有効である。

フェイコチョップして割ろうとする時に、
これは固い
と思う例も核片が詰まらず、創口も焼けず、角膜内皮も傷めずに静かに、時々縦パルスのシュッシュッという音が小さく混じりながら淡々と核が破砕吸引されてゆく。
核が固くて食いこみが悪い時はAVDがなければもちろん流量を上げてもOK。

確かに物静かにインテリジェントに仕事をこなしてくれるソフト。
なかなかの優れものであります。


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| 白内障手術 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-17 (Wed)
お気に入りのある料理屋さん
油断すると
良かれと思って
クジラの刺身とクジラの燻製が出てくる。

クジラの刺身とクジラの燻製
(左横と中央下がクジラ)

正直、クジラの肉は好きではない。
ブンカかもしれないが
わたしにとってちょんまげと同じく止めたいブンカだ。
食品としてのクジラがないと生きてゆけないという人はいないのではないか。
捕鯨関係者が経済的に困るなら捕鯨を停止する代わりの補償を検討しても良いのではないだろうか。

捕鯨船の妨害問題において
捕鯨が本当に必要か善なのかという議論をニュース番組が注意深くさけているのはなぜなのだろうか。
親中嫌日のオーストラリア首相には格好のアピールの場を提供してしまっている。

わたしは愛犬家なのでイヌを食べるブンカはやはり野蛮に感じる。
クジラを愛している人たちの気持ちも良く分かる。

暴力的な活動家は問題だが
クジラを公海で捕獲する我が国は
Brutalに見えると思う

イルカ漁も同じである。

日本は大東亜戦争の一時期Brutalな面を持っていたといわれても仕方ないだろう。
捕鯨やイルカ漁を見てやはりそうかという印象をもたれることは国全体の損失として計り知れない。
捕鯨を正視できない日本人は多くなっているのではないか。

韓国が冬季オリンピックで国としてのブランド力を2兆円近くあげたとサムスンが試算していたけれど、クジラ問題はおそらく(金額で示すのはなじまないかもしれないが)兆円単位でのイメージロスではないかと思う。

日本の知識人が捕鯨問題をニュートラルに論じないのはなぜか、なにか危険な事があるのか、ただナイーブなだけなのか、いささか不思議であります。

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| 生活と意見 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-14 (Sun)
3月12日
最終便で宮崎空港から羽田へ
さらに山手線で池袋
池袋から東部東上線にて川越へ。

金曜日の午後11時半
山手線の電車内はすごい混雑
押される押される

池袋では東武東上線、森林公園行きに急ぐ
すでに入りきれないくらい乗客が立っているところに
めり込むように乗せてもらう

浜松町から立ちっぱなしで川越まで
川越プリンスホテルに着いたのは零時半

娘の大学卒業式のために
やってきた。

彼女の入学卒業式に小学校以来初めて出席することが出来そうだ。
お留守番の先生方に感謝

それにしても都会は大変だ
宮崎日向の過疎の町からくると夜中までこんなに人がいることが信じられない
正直、日向人で良かったなあと思う

森林公園行きの中で
立ったまま寝ている綺麗な娘さんが
こっくりこっくり
大きなモーションで周りの男性達の背中を
こつんこつんとつつく

軽い頭突きを受けた若い男性たちは後ろを振り向いては
しょうがないなあという感じで
またメールを打ち始める

娘と同じ年頃のその娘さんは
穏やかな寝顔のまま
周りをつつき続け
つつかれた方も穏やかにそれを受け入れる
心配なような
微笑ましいような
金曜日夜の森林公園行きでありました。



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| 日々の出来事 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-13 (Sat)

今週も忙しかった。
水曜日午後手術17例

症例数が多いのは白内障以外に加齢黄斑変性に対するルセンティス(抗VEGF薬)硝子体内注入の患者さんが増えたため。
手術室は慌ただしいことになっている。

眼内に薬物を注入することは様々なリスクをともなうため
慎重にならざるを得ない。
ほとんどボランティアでリスクを負っているともいえる。

しかし従来治療効果が乏しかった加齢黄斑変性に効果を示す例も多いため、紹介先としての大学病院眼科はどこも大変な忙しさになっている。

宮崎県においては加齢黄斑変性患者さんのかなりの割合を患者さんの地元の開業医が大学から引き継ぎ、大学の指導を受けながら治療を担当する形になってきている。

このためルセンティスの治療が増えると、白内障や他の手術スケジュールが圧迫されることにもなり、開業医の現場もまた工夫が必要になりつつある。

それにしても、このような抗VEGF薬がもっと早く作られていたら、もっと早く認可されていたら、とほぞをかむような重症な方もおられる。

大変高価な薬品コストの問題も含め、加齢黄斑変性治療の周辺は慌ただしい。
しかし患者さんが大きな視力障害から守られることを願って、眼科医はもちろん、職員もがんばってくれていることに感謝。

ルセンティスも終わり
白内障も終わり
最後は斜視の患者さん。

さあもうひと頑張りとみんなで気合を入れなおして
患者さんにドレープを掛ける水曜日でありました。



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| 加齢黄斑変性症 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-07 (Sun)
「チェンジメーカー」
勝間和代著 講談社

わたしたち一人一人の力で日本の未来を変えてゆきましょう
というメッセージを含んだ勝間さんの近著。

いまや日本で本心から前向きにやればできると言っている人は勝間さんだけかもしれないという気になります。

さてこの中では先日取り上げた「自分をデフレ化しない方法」の中の「結婚もデフレ対策だ(苦笑)」という主張に呼応した「勝間式婚活必勝法」5カ条 というのがあります。

1.ジャンケン、ジャンケン、またジャンケン
2.「弱い絆(きずな)」で広いネットワーキングを心掛けよう
3. 自分の「結婚への考え方」を外部に発信しよう
4.おたがいを尊重できる関係を目指そう
5.出口、すなわち、離婚の可能性も意識しよう

というのであります。
一昨年、医学部講義で婚活というか女性医師の結婚戦略についてほんの少し触れたら学生もちょっと面喰っていたような気がしましたが、今や結構真剣に婚活を語り、研究している女子医学生、女性医師も多いことと思います。
わたしも年頃の女子医学生の父親として関心があるところです。

1はとにかくデートしないと始まらないということ。
2は職場だけではなく、普段接することの少ない領域の人たちと知り合うこともいい結果に繋がりやすい。ネットで知り合うことには一定の注意が必要。
3は「こういう結婚をしたいのでこういう人を探している」と周囲に「営業する」(笑い)
4相手を尊重する会話が出来ていないカップルは離婚の確率が高い
5経済的にも精神的にも自立し、どうしても離婚せざるを得ない時にちゃんと離婚できるようにする。そのことで結婚に踏み切る際の不安を取り除ける可能性がある、というのです。

勝間さんは自らの2度の離婚歴をもとにこれらの話を展開するので妙に説得力があります。

彼女の「35歳独身限界説」というのもこの婚活とリンクしています。
すなわち、独身でいることのメリットは35歳から減弱してゆく
逆にいえば結婚していないことのデメリットは35歳くらいから顕在化するとのこと。
もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、キャリアウーマンにとっても結婚によって仕事にも幅が出てくる場合が多いので結婚はやはりしておくべきものではないかというお勧めであります。

人はさまざまな事情があるので、一概には言えません。
けれど確かに自分も結婚によって、幸せなことだけでなく、種々の問題に直面し、多少は苦労もし、経験も積みました。
そのためか患者さんの社会的な問題に対しても「本当に大変ですね、良く分かりますよ。」と自然に言えるようになっている気がするのであります。


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| 生き方 | COM(0) | TB(0) |
2010-03-05 (Fri)
ある日、女性サーファーが来院。
サーフィン中に眼の違和感が強くなり改善しないとのこと。

(日向市は良いサーフポイントを持ち、サーファーも多い。
県外からのサーファーも少なくない。)

早速細隙灯顕微鏡で観察すると
角膜に小さな貝殻がへばりついていた。

眼の中の貝殻

点眼麻酔の後
ピンセットで取ろうとすると
ほろりと壊れてゆく。

そっとそっと除去する。

赤ちゃん貝殻はもうしっかり貝の形ながら
うすくて脆い。

眼の中で涙液に洗われて
貝殻自身はまだ海の中にいるような気分だったのかもしれない。

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| 眼外傷 | COM(2) | TB(0) |
2010-03-02 (Tue)
以前から書いていますように
勝間和代さんの著書はほとんど購入して読んでいます。

「自分をデフレ化しない方法」勝間和代著 文春新書
は著書本人がホームページで内容を広告していました。

すでに目次だけでも面白いのでコメントしようと思いましたが、さすがに買ってからと思い直し、ようやく先日購入。

デフレ時代のサバイバル術16カ条
1. まずは収入の2割を貯める
2. 蓄財は投資信託を活用する
3. 住宅ローンは慎重に
4. パソコンは買っても車は買うな
5. 教育費は年収の10パーセントまで
6. 290円弁当は本当にトクか
7. 安いだけの服は買わない
8. 究極の節約法はタバコ、酒をやめること
9. 自分の会社の実力を知る
10. 日常の仕事自体が自己研鑽につながる会社選びを
11. 資格マニアになるな
12. 低コストを生かした将来投資を
13. どこでもよいから正社員就職する
14. 結婚はリスクヘッジになる
15. 結婚リテラシーの必要性
16. カイゼン方式でストレス解消

デフレの問題点とその対策について分かりやすく書いてあり、菅直人国家戦略担当相(現財務大臣)「まずデフレを止めよう」というプレゼンテーションしたことも記載されています。

勝間和代さんのプレゼンテーション

この本の中ではその後菅財務大臣がデフレ宣言をしたことまでですが、一昨日のニュースでは菅大臣がデフレを今年度中にインフレに転換したいとコメントし、その内容はほぼ勝間和代さんのプレゼンテーションの内容
「来年度のGDPデフレーター上昇率1%程度を目標とする」と一致しているようです。

大前研一さんという偉大なコンサルタントが日本にはいますが、同じマッキンゼー出身の勝間和代さんの話は大前研一さんのお話より一般人に分かりやすく、実生活のにおいがするような例えを用いるので政治家にも分かりやすく受け入れやすいのかもしれません。

大前研一さんの言うことはいつも素晴らしく的確なのですが、大前さんが余りに切れ味鋭いためか、かえって言うことを聞きたくないという、ある種の反感を持つ人もいるのかもしれず、残念です。

さてこの短いテキストでも十分に日本の長期デフレでは日本が成長しないことがよく分かりました。
デフレでも困らない、かえって得をするのは確固たる地位と収入がある高齢者のようです。
そうするとこれを変えるのは至難の業であり、政府や行政の内部から自発的に思い切った変化を創出するということは期待しにくいかもしれません。

本書には

「FRBに比べると日銀はいくら東大を出ていても畑違いでマクロ経済学の知識に弱い素人集団なのかもしれません。」

「日本の大手マスコミに就職する人は法学部・文学部出身者が多いため、経済を論理的に理解できません。」

と思いきったコメントが書かれていて、大丈夫かなと思うほど切れ味抜群です。

勝間さんが言うようにわたしたち自身の意識改革および勉強が大事だとつくづく思う今日この頃であります。



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