2014-01-11 (Sat)
ACミラン入団会見における本田圭祐選手の英語インタビューに驚いたのは読売新聞のコラム「編集手帳」氏(1月10日金曜日朝刊)だけではないでしょう。

日本語で話すときとほぼ同じリズム、思考回路でインタビューに答えていることにびっくり。
これはかなり議論慣れしていないとなかなか出来ないことであります。
彼はおそらくインタビューの一部と似たようなことを何回も英語でしゃべったり話し合ったりしたことがあると思う。

BBCワールドのスポーツ番組でも大きく取り上げられていた。

わたしが好きな部分は

「サムライに会ったことがないので何とも言えません。
ただ、日本の男性は決してあきらめない。
強い精神力を持っているのが日本男児。
そして、規律を重んじている。
こういうスピリットをピッチでも示したい。
そういうのがサムライ魂なのではないでしょうか。」
というくだり。
中国の日本包囲網に対抗できるのは本田選手しかいないような気になります(笑)。

サッカーは奔放なスポーツのようでいて、マンチェスター・ユナイテッドのファーガソン前監督を例に引くまでもなく、規律を重んじると言うことはどの監督も最も重視していることではないかしらん。
本田選手のお陰でヨーロッパの有名チームに入ったときに備えてさらに英語も勉強し始める子供が増えることを願っています。


PS 僭越ですが、安倍首相もぜひ本田選手のインタビューは参考にされたら良いと思います。
外交の場でも、通訳ではなく自らの英語で簡潔に、自らの哲学を話すことが動画の時代においては特に重要な気がします。もちろんその哲学が世界にどのように受け入れられるかは、また別の話であります。
BBCのハード・トークという有名な本格的インタビュー番組から多分依頼は来ているのではないかと思いますが、他の国の政治家のように、首相はぜひこれに出て世界と議論して頂きたいと思います。


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2013-05-10 (Fri)
以前書いたことですが
海外学会に出張する際に「村上朝日堂」の文庫本を持参し、夜寝る前などリラックスなどのために読むことがあります。

最近は時々村上春樹の英訳本を読んでいます。

村上春樹の英訳されたエッセイ集を読むと、あくまでも初心者の個人的な感覚ですが、日本語表現と英語表現ではかなり印象が違うように思います。
エッセイはよりパーソナルな文章であるために、英語に移すと村上春樹の文体が持つ独特の、時にためらうような語り口、また底流にある静かな悲しみといったようなものがうまく英語化されていないように感じます。

そもそもそのような趣を文化が違う言語に載せることはやはりなかなか難しいのかもしれません。
いったい外国の読者はどのようにHaruki Murakamiを感じているのでしょうか。

まあ、そんなことを考えている間に
緑内障査読論文のコメントを作成するべきでした。
さっきReviewのreminderメールが届いてどきりとしました。
土日しか時間がないのに行事が目白押しです。
トホホ。

ゴールデンウイークはなぜかとても忙しく
ゴールデンウィークが明けたらますます忙しい
この一週間でした。

村上春樹風にいえば

やれやれ。
 
であります。


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2011-09-15 (Thu)
元マイクロソフト日本法人社長、成毛眞さんの本
「日本人の9割に英語はいらない
英語業界のカモになるな!」
祥伝社
の続き。

この本の中で最も興味深いのは
英語の敬語問題です。

先日英文メールの丁寧語が難しいとわたしも書きましたが
ビジネスの現場ではやはりこの問題はとても大事なようであります。

成毛さんは以下のように書いています。

「やっかいなのが独特な「敬語」である。

敬語は日本語でも使い分けるのは難しいが、英語ではそれに輪をかけて難しい。

休暇を取りたいという場合、 “I wanna take vacation next week?”(来週休暇をとりたいんですが)などと率直に聞く部下はまずいない。

もっと婉曲な表現で”You have any problem if I take vacation next week?”(もし私が来週休暇をとったら何か支障がありますか?)
と聞くのが常識である。

まるで王様相手に話す家臣のようなへりくだりぶりである。
こうした敬語表現は、英語の教科書や英会話集には載っていない(中略)。

「ビジネス敬語文例集」なるものがあったら、きっと売れるに違いない。

少なくとも、マイクロソフト時代の私なら飛びついて買っていたと思う。」

わたしもぜひ欲しいです。
若手医師の米国留学(特に臨床)にも必要かも知れません。
昔、米国の見学先病院において、米国人レジデントがものすごくボスに気を遣っているのを見てびっくりしたことを思い出します。

ぜひ英語の敬語丁寧語文例集を企画出版していただきたいものです。


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2011-09-02 (Fri)
海外学会へ向かう機内において

CAからWould you like to~?= 「~は要りますか?」

と聞かれた場合、要らないときにNo, thank you.と答えると

「いらないってば!」というニュアンスを含んでしまうことがあると書いてあって、ちょっと驚きました。

( 「ビジネスパーソンの英単語帳+70」 関谷英里子著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
 → thinkでなくbelieveを使え、などもっと深い話も沢山取り上げられています )


Would you like something to drink, maybe coffee or tea?

と聞かれた時、要らないなら、

No, thank you.ではなく、

I’m fine, thank you.と答えるのがふさわしいようです。

機内でつい、No・・・・と答えたくなっていたわたしも

最近ようやく I’m fine, thank you.

と答えられるようになってきました。

I’m fine.って、考えてみると、なかなか感じの良い言葉ですね。

How are you?と挨拶されたら

I’m fine, thank you, and you?

というべきなのでしょうが、

全文を実際に言うのは意外にまどろっこしいというか、挨拶としては長いフレーズだと思いませんか?

ちょっと他人行儀な感じもするような。

そして、わたしの場合、最後の and you? がモゴモゴしてしまいがちです。

それどころか、早く話に入りたい時には、後半を端折って

I’m fine.で終わってしまいそうです。

ところが

I’m fine.だけだと、下手すると「ほっといてくれよ!」というニュアンスだとのこと。

そこで

How are you? と聞かれたら

I’m great.とか ( greatも便利な言葉ですね )

I’m great, thank you.

またはI’m great, thank you, and you?

が好ましいようです。

なるほど。



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2011-08-26 (Fri)
イングリッシュ・セッションの話から
英語について

英文論文も大変ですが、英文メールもまた違った意味で難しいと考えている眼科医は多いのではないでしょうか。

特にメールのような日常表現において、時制の問題は難しい。

昔、受験英語を勉強していた頃に、時制を実用的に説明した参考書はほとんどなかったような気がします。

わたしが単に理解できていなかったためかとは思いますが、なにぶん分かりにくい古い参考書しかなく、何が実用面で問題か、理解しにくかったように思います。

新しい世代の「ドラゴン・イングリッシュ 基本英文100 竹岡広信著 講談社」は、若い人には当たり前だと言われそうですが、名著だと思います。

この本を眼科医が全部読む必要はありません。
13ページから15ページまでをよく読めば、本代1400円の価値が既にあります。

まず、イントロダクションが素晴らしい。

「「君のことが好きだ」を緊張のあまり間違えて「君のこど好きだ」と言っても何とか通じるだろう。
だけど、時制を間違えて「君のことが好きだった」と言えばすべては終る(笑)。」

非常によく分かるたとえです(笑い)。

「ウィスキーのボトルを2本も開けて車を運転するのは危険だ」

「It would be dangerous to drink two bottles of whiskey and drive a car.」

が現実か仮想かの識別をきちんとすること。

「こういうことは普通起こしませんので、それが仮定のIt would beになるということ。
それから「車の運転をする」の時制は、「今日は僕が運転するね」と言うように日本語では未来の行為を示します。
ところが英語の「drive」という動詞は現在の行為を表します。

このため
It would be dangerous that you drink two bottles of whiskey and drive a car.
とするのは英文として間違いであり、

It would be dangerous to drink two bottles of whiskey and drive a car.
となる」

という説明はまことに深いものがあります。

英語上手な人には笑われそうですが、
英文メールを用いて医学的な相談・討論をする場合など、
時制(丁寧表現も含む。ネイティブの医師の社交上のメールはとても丁寧であり、なるほどこう言えばよいのか、といつも思います)がなかなか難しいものだと
常日頃感じているわたくしであります。


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2011-07-24 (Sun)
先日NHKBS アジアXゲーム ハーフ・パイプの優勝者安床武士(やすとこ たけし)選手のインタビューを見ていささか驚きました。

英語の受け答えもネイティブのように答えてとてもナチュラル。
彼は9歳からこの種目(というのかしらん)に参戦しています。

米国で教育を受けたことがあるのかも知れません。
またXゲームは選手達が一緒にツアーするため、選手同士でコミュニケーションをはかる機会が多いのではないかと思われます。

余談ですが、ここまでは行かなくても、ゴルフの石川遼くんには米国でのインタビューに英語できちんとゴルフ哲学を語って欲しいと思います。

英語で悩んでいるものとして思うに、またあらゆる英語学習書が書いているように、聞き流しだけによって本格的なインタビューに役立つ英語力を身につけるのは難しいかもしれません(もともとの英単語力が1万語超レベルでもだめらしい):
「残念な人の英語勉強法」 山崎将志 幻冬舎。

石川くんはキャディさんを英語ネイティブにしていつも英語でゴルフ戦略を語りあうのが良いと思います。
わたしも英語ネイティブの外国人医師にフェローとしてついてもらって英語力をあげたいとよく思います(制度上無理ですが)。
昔の人でいうと大橋巨泉さんはこのパターンで英語力を磨いていました。

安床選手は兄弟ともに有名選手です。
Xゲームをもしかしたらヤンキーな(失礼)マイナー・スポーツと思うかもしれませんが、結構大事な、coolなスポーツだとわたしは感じます。
ちなみに上海Xゲームのメインスポンサーは韓国の自動車会社KIAです。
なかなかあなどれません。
さらにちなみに、サッカーのコパ・アメリカの自動車スポンサーもKIAです。

さて、この二人をどう育てたのでしょうか。
寡聞にして、メジャーな媒体では見かけたことがないのですが、ぜひさまざまな観点から安床兄弟を取材すると面白いのではないでしょうか。


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2011-06-05 (Sun)
メディカル朝日6月号の記事に面白い一節がありました。

帝京大学 村川裕二教授の連載「循環器 この薬を使う理由」の余談

「さっき電車の中で読んでいた雑誌が、英語だったか日本語だったか思い出せない」ようになれば英語の達人だと書かれていたが、まだ道は遠いとして

教授が最近悩んだのは

Expect me when you see me.

という、単語はとても単純だけれど

どう訳したら良いか分かりにくい文章。

いかがでしょうか?

「わたしが診たら大丈夫?」みたいな?



Expect me at 7 PM.
が午後7時に帰る、なので
見た時が帰った時
すなわち 「帰宅する時間がいつになるか分からない」の意

Expect me...の英訳

という解説でした。

なるほど。


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