2015-04-22 (Wed)
日本眼科学会では、土曜日のランチョンセミナーに
硝子体手術を専門とする著名な教授が3人講演されて、
御自分の硝子体手術哲学や最近の研究について話され、
大変興味深い会となりました。

S教授は、硝子体手術が名人芸であってはならないこと、
高度な手術をするために患者さんに不利益がないように、
日本によく見られる根性論だとか精神論を排して、米国的な
アプローチのように、普通の才能を持った人間が適切な研鑽を
すれば、器械やソフトの改善に助けられて最終的に高度な手術が
習得できるという考えに立つべきであると話され、大変興味深い
お話でした。

次に立たれたK教授はS教授のお考えにも配慮しながら、
自分自身は練達の先輩達に囲まれて鍛えられたため、
super surgeonを目指して鍛錬してきたというお話をされ、
これもまた感銘を受けるお話でした。

また最後にS教授は、硝子体手術後に偶然に観察された
事象から黄斑浮腫を治す新しい手法を見つけられるなど、
臨床の問題点を「しつこく」追いかけることによって、
次の新たな治療法を編み出してきたことを語られて、これも
また大変勉強になり、ランチョンセミナーとしては
圧倒的に内容が濃い、素晴らしいセミナーでありました。



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2014-04-28 (Mon)

硝子体切除機器アルコン社アキュラスのバイポーラの調子が悪くなって、手術に差し支えはないのですが、部品を交換するなど検討し始めたところ、この器械も購入していつの間にか10年近く経とうとしていることがわかり、これを機にアルコン社コンステレーションを導入しました。

コンステレーションはご存じのごとく、5,000回転の硝子体切除が可能です。
昔から思うといよいよ硝子体術者もMagic Wand (魔法の杖)を手に入れたかのような時代になってきているのではないでしょうか。

話題は変わりますが、最近私にとって初めての孫が生まれたのですけれども、初孫魔斬というお酒があって結構有名です。
純米本辛口魔斬のホームページを診ると魔斬(まきり)とは酒田に伝わる漁師などが使う切れ味の鋭い小刀のことです。
魔を斬ることから魔除けの縁起物をされています。

魔斬をまざんと読むとゲームで有名な名前らしいです。
コンステレーションは実物を自分の手術室においてみるとその「威容」にいささか感動しました。
この際、というのもなんですが、この器械の和名を「コンステレーション魔斬(まざん)」としてみてはいかがでしょうか。
しつこい増殖膜もスパスパと
というか音もなく切れてゆく、魔剣のような働きをしてくれそうです。


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