2013-10-16 (Wed)

幼小児の眼科診察の際には
玩具で小児の注意を惹いて
検査を手早く行うことが大事。

そういう時に
いまでも絶大な威力を持っているのが
アンパンマンの玩具であります。

アンパンマンの世界が魅力的なだけでなく
幼児は「顔」という視覚刺激が好きなためもあるのかしらん

やなせたかしさんが亡くなったと聞いて
あの温和な語り口を思い出しました。

ご冥福をお祈りいたします。


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| 小児眼科 | COM(0) | TB(0) |
2011-03-02 (Wed)
最近の眼科雑誌に「弱視治療に針治療が効果を示す」という論文が掲載されたことに驚きました。

Randomized controlled trial of patching vs acupuncture for anisometropic amblyopia in children aged 7 to 12 years.
Zhao J, Lam DS, Chen LJ, Wang Y, Zheng C, Lin Q, Rao SK, Fan DS, Zhang M, Leung PC, Ritch R.
Arch Ophthalmol. 2010 Dec;128(12):1510-7.

6歳までの不同視弱視治療においてはスタンダードな健眼遮蔽治療が良好な治療成績を示します。
しかし7歳から12歳までの弱視治療においてはコンプライアンス低下、心理的問題などが大きくなります。
そこで針治療の効果をこの年代において検討したと言う報告です。

88例の弱視児童を2時間の健眼遮蔽群と毎週の針治療を受けた群に分け、15週間後の結果を検討。
健眼遮蔽群は弱視回復率が16.7% 針治療群は41.5%であったという報告です。

針治療が弱視治療に効果を示すメカニズムは針治療が大脳皮質視覚領に刺激を与えるからかもしれないというのですが、この分野の研究がArchives of Ophthalmologyの巻頭論文になるということに、さまざまな意味で時代が変わってきていると感じる春であります。



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| 小児眼科 | COM(0) | TB(0) |
2010-05-31 (Mon)

日曜日朝6時起床
午前7時15分椎葉の学童検診のため日向を出発。

好天に恵まれた。
東郷町の若山牧水の生家・記念館
南郷の百済記念館
(百済の王族が朝鮮半島を逃れ
南郷に居を構えたという伝説に基づいた施設
サントリーから賞を戴いている)
を過ぎ

離合に気を遣う狭い道路をたどり
山を越えて
椎葉の村に下ってゆく。

9時半椎葉中学校着
椎葉中学校は広域から生徒が来ているため
寮で生活している生徒が多い
66名を検診

この地域の生徒は本当に素直で
良い顔をしている子が多い

眼科的には
これだけの自然の中であるが
アレルギー性結膜炎の子供が少なくない。

寮生活ではぐくまれた仲間意識は成人してからも続く。
町中で若者同士は皆知り合いで
挨拶を交わしあう。

10時半
椎葉小学校
5校の学童122名が集まって検診

元気な挨拶を返してくれる。

11時過ぎ
松尾中学校
58名の検診

昼過ぎ無事に終了し帰途に着く。

途中、西郷のレイクランド前の
ドライブインに立ち寄る

日向庵のお菓子を購入。
地元の栗を贅沢に使い、練り上げた菓子は
栗きんとんより遙かに濃厚で
しっかりした美味しさ。
(家庭画報の通信販売で人気を博したこともある)

圧倒的な新緑の椎葉
子供たちの元気な笑顔に出会えた検診でありました。


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| 小児眼科 | COM(0) | TB(0) |
2010-02-04 (Thu)

最近
外国で眼科専門医に紹介され、網膜出血があってレーザーが必要だと言われたけれど
帰国の準備が忙しかったため、治療しなかったが心配だという60歳代の女性患者さんが来院されました。
(プライバシーのため内容が変更されています)

眼底を検査すると、
網膜周辺部に血管が盛り上がったような病変があり
一部硝子体出血し
最周辺部には無血管帯があります。

念のため、未熟児(低出生体重児)ではなかったか伺うと

「ええ、未熟児でした。」とびっくりされました。

「生まれたときの体重が400匁(もんめ)だったそうです。」

と言われて、
うーん、何グラムかしらん。

1匁は3.75g

400匁は1500g。

通常の低出生体重児が2500g未満。
極低出生体重児が1500g未満と定義されている。

65年前のことなので助からないかもしれないと言われたそうです。

患者さんの眼底疾患は古い未熟児網膜症というより
Coats病のような印象でありました。
もう少し検討が必要です。
もしレーザーが必要なら慎重に施行してなんとか眼底が落ち着いてくれると良いのですが。

匁という言葉を久しぶりに聞きました。


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